いつの間にか、
言葉の意味が間違って世の中に伝わる・・

って事が、ある・・・。

例えば、『地上げ』
うちの会社は、補償という非常に珍しい分野の仕事から始まったが、

これは、公共事業で土地が必要になった時、
その土地に関わる全ての権利について補償するというもの、

憲法第29条に由来する。

なんて、
難しいから簡単に説明すると、

『え！？地上げ屋さん？』
と、よく間違えられると、

よくモゴモゴN社長が、
宴席などで、話しているが、

私も地上げとは、
怖い話と思っていた。

ところが、
私の大好きな不動産会社社長のS女子が、

『これから、地上げに行くのよ～』
と、優雅に言うではないか？

おおおお・・地上げ・・
そんな怖いことをするの？

ビックリして、恐々聞いたら、
『中野さん、地上げをすると言うのは、

不動産業界では、
その土地を売買のテーブルに乗せる、

と言う事なのよ、地を机に上げる・・』

ふ～ん、なるほどね～
地を売買というテーブルに上げる事か～

バブル激しい頃、

『この土地は絶対売らんぞ～』『なにお～これでもくらえ～』
『きゃあ～何するの～』『売るまでかえらんぞ～』

の、テレビを見すぎて、
地上げとは、脅迫だと勘違いしていた。

土地や家の売買を、
正確な情報を持って行い、

売ってよかった！買ってよかった！
の世界を作るのが、

誠実な不動産会社Sさんのようなところ、
そして、うちの会社も、

その正確な情報に寄与する技術を持つ。

地上げをする・・・
一つの経済流通用語だった。