日刊せみなりーBLOG

流しは…

更新日:2013/01/13

私は【キッチン】よりも、
【流し】がピンとくる。

年代だと思っていたが、
『それは中野さんだけよ』と言われた。

キッチンねえ。
まあ、それぞれだからどっちでもいいが…

先日、リフォームを考える女性たちの会のメンバー、
コンフィーの伊藤さん、クローバーの矢板橋さんと、

自分と流し(キッチン)で話をした。
『私くらい手抜き主婦はいないけど、

それでも流しは自分の場所、だわ。
昔、看護婦時代まだタバコを吸っていた頃、

流し仕事が終わっても、流しに一人立ったままで、
一人でビールを飲みながら、タバコを吸いながら、

仕事のことを考えていたわ。
流しが一番集中出来たのよ。』

『あら、キッチンドリンカーだわね。』

朝起きて、子供達に食事を作り、
ご飯だけ持参だった保育園用に三人のお弁当箱にご飯を詰めた。

月に一度の愛情弁当は、『ママのお弁当は茶色だね』
けして見栄えが良くなくて、でも子供達は喜んでくれたが、

私にはその月に一度が憂鬱だった。
仕事から帰ってくると、朝の汚れ物を横に寄せ、

あーしてこーして、考えながら食事を作る。
子供達の『おなかすいた〜』の声を聞きながら、

洗い物は後回し。
『ご飯だよ〜』と三人の子供たちに食べさせて、

ホッとして流しをみたら、
朝と夜の洗い物で小さい流しは一杯だ。

給湯はガスで、お風呂でお湯を使う時は、
流しは使えない。

何度、めんどくさくて、そのまま寝たことか、
朝起きて、後悔する。

だから、マンションを買い換える時は、
絶対、シンクが大きい!が絶対条件だった。

今のマンションを見たとき、
ここだ!と思った。

シンクは内寸で、95㎝*40㎝だ。
奥行が45㎝ないのが少々不満だが、

二日間くらい食器を洗わなくても、
炊事に支障はない。

気が付くと夫婦二人、
おまけに出張、残業、夜の勉強会と、

食事を作る回数はもっと激減した。
なのに、洗い物はためグセで、

今では、夫がせっせと洗ってくれる。
それと一緒にキッチンドリンカーはなくなった。

私の居場所は、
夫と一緒に居間になった。

忙しく、子育て、仕事に明け暮れていた時代、
流しは私にとっての、

一人落ち着ける空間だったのかもしれない。

記事一覧