日刊せみなりーBLOG
ブレイカー…
更新日:2013/01/14
『ちょおーと、何使ったの?』
突然、ブレーカーが落ちた。
我が家のマンションはメゾネット、
ブレーカーは細かく別れ、
落ちる常習犯はキッチンだ。
今回は元締めが落ちた。
真っ暗になった。
階下で何やらしていた夫が、
『おい、ブレイカーが見えるか?』
『見えないけど、わかる。あ・元締めには手が届かない』
『わかった。懐中電灯を持って、
上に上がるぞ』
階下から、ギリギリ言う音が聞こえ、
青白い光が見えてきた。
夫が、
手回し式懐中電灯を回しながらやって来た。
『何、その懐中電灯?』
その懐中電灯は回し続けないと、発光しないらしい。
『お前が回しながら、ブレイカーを照らしてくれ。』
ブレイカーに懐中電灯を向けながら、
懐中電灯の横についている取っ手を回す。
『めちゃくちゃ、やりにくい…』
『あ・ついた。
あのさ〜今度は普通の懐中電灯を買おうよ。』
夫は新し物好きで、
役に立たないものをよく買う。
いくら電源がいらないと言っても、
それは本当の災害時以外は普通の懐中電灯が役に立つ。
夫は何も言わず、
階下に降りて行った。
それにしても、
何でブレイカーが落ちたのだろうか。
それも、元締めだ。
最も、総勢15名が暮した後始末をしていたので、
各室電気は付けっ放し、
乾燥機に、電気ストーブ、おまけに炊飯器にスイッチON!
40Aは超えたらしい。
そう言えば、今こそ、『落ちた!』
というけれど、ちょっと前までは、
『ヒューズが飛んだ!』
と言っていたっけ。
昔、ヒューズが飛ぶと父が直していた。
今のように、
ブレイカーのスイッチを、
プチっと上に上げれば完了!ではない。
背が低かった父は、
踏み台に上がり、銅線?をコニョコニョと繋いでいた。
『いらない電気は消して〜』
これは、今も昔も変わらない。
夫は階下の電気ストーブを消し、
私は部屋の電気を消して回った。
(炊飯器は自動で戻るから凄い)
『おい、お湯が出ないぞ』
そうだ、停電になると、
ガス湯沸器は消えるんだった。
まるで、危機管理のなっていない、
危機感のないうちである。
反省した。
テレビが『節電のお願いです。』と言った。
そうだ、ブレイカーを落としている場合じゃあない。
節電と普通の懐中電灯を買うのが、
我が家の課題だ。