日刊せみなりーBLOG

とろろ

更新日:2013/02/09

夕べは十勝川温泉に宿泊した。
朝は旅館のバイキング、

どれどれ 、
私の好きな料理はあるかしら?

バイキングの時は、
必ず一回り見て、狙いを定めて取りに行く。

ふむふむ、
あ!うどんがあった。

自分で温めて小丼に盛り付ける。
ほうれん草の御浸しも嬉しいな〜

わ!とろろがある!
帯広は長いもの産地、私の大好物なので、

丼にたっぷり取り、
そうだ、うどんにもかけよう〜

粘りがしっかりあり、
あああ美味しそう。

席に座り、
とろろをパクリ…………

あれ…ずいぶん甘いな、
こういう長芋なのかしら。

ほうれん草を乗せたとろろうどんを、
パクリ…………う〜ん。

とろろの甘さは砂糖だった。

うちの母親は岡山育ち、
味付けは関西風だ。

砂糖を使わず、
出汁をとって薄口醤油、塩が基本。

その味付けで育った私は、
煮付けにさえ砂糖を使わない。

そんな私にとって、
とろろに砂糖は馴染めなかった。

もったいない…
帯広のみなさんはとろろに砂糖を入れるのだろうか?

私の父方の祖母は、
カレーライスに砂糖をかけた。

高校時代の友人で留萌出身の彼は、
納豆に砂糖をかけた。

『あり得ない〜 』
と、叫んだ記憶がある。

釧路の義父は、
白ご飯に砂糖をかけるのが大好き。

蒸かし芋も白砂糖で食べた。

そう言えば、登別の温泉宿で、
『美味しいですよ』と出されたのは、

丸々とした梅干しに砂糖をかけたもの、
(砂糖をかけずにそのまま食べたい…)と思った。

どの味付けが、
正しいとか正しくないとかはないけど、

やっぱり、
砂糖の入っていないとろろが食べたかった。

たかがとろろ、されどとろろだ。

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