昨年末から、
親しくして頂いている方々がいる。

東京から移住されてきた合気道の先生たちだ。
お若いのだが礼儀が正しいのは、

【道】を、
極めておられるからだと思われるが、

その礼儀に気持ちがこもっている。
特にびっくりしたのが、車に乗せていただいた時だった。

乗っている全員が運転される方に、
『よろしくお願いします』と挨拶をされるのだ。

それは、年下、年上を問わない。
父と息子の間でも、師匠と弟子でもそれは同じだった。

【運転して頂いている】という気持ちと、
【安心して命を預けます】という二つの気持ちがあるようだった。

ふう~んと私は考えた。

私は運転免許を持たないから、
いつも乗せて頂いている側、

だから、
結構、ありがとう！は言っているが、

夫には近頃、
心がこもったありがとうは言っていないような気がする。

昨日は、買い物が終わり、
『これから地下鉄に乗るの、真駒内まで迎えに来られそう？』

と電話をし、
真駒内駅に着いたら車がない。

『どこまで来ているの？』と携帯に電話をした。
『まだ会社だ』『バスで帰るからもういいわ』

喧嘩腰ではないが腹がたったのは本当。

今、ちょっと反省している。
感謝はされたいが、感謝の心が少々欠けていたか…

もし、自分が仕事中だったら、
１５分や２０分なんてすぐ時間が過ぎる。

というか、
私だったら迎えに行かないかも…

日々の夫への感謝が足りないかあ~

と夫の顔を思い浮かべつつ、
(親しい中にも礼儀あり)か…

と思う。

まあ、夫は置いておいても、
社員が運転してくれる時は、

『宜しくお願いします』と、
言うようにしようかな、

春になったら現場が始まる。

運転手は一時間交代だから、
『宜しくお願いします』を何回言うことだろうか。

夫にも社員にも、
心から感謝し言わないと、逆効果になりそうだが…