日刊せみなりーBLOG
夫婦………
更新日:2013/03/02
共働き歴35年の我が家だが、
十数年前まで、
夫の出張の準備は私がしていた。
ある日、
『おい!下着が足りなかったぞ!』
と怒られ、
『はあ?!自分の事は自分でしなさいよ!』
と反撃し、
それ以来、
出張の準備は自己責任である。
その話を良妻賢母の鏡であった母にしたら、
『何言っているの、都合のいい事を』
と呆れられたが、
(私は間違っていない!)と確信していた。
のだが…………
少々その気持ちが揺らいでいる。
先日、
尊敬する稲盛和夫さんの出張準備は全て奥様、
一日分、ワンセットでまとめられ、
稲盛さんは何も考えず、それを着て忙しい仕事に望むそうだ。
おまけに、
そのボストンバックを玄関まで持って行くのも奥様という。
稲盛さんは、
奥様にとても感謝されていた。
ふう~ん、、、、そういう関係もありなのね。
と、思った。
昔働いていた病院で、たいそう優秀な医師がいた。
おしゃれで、素敵だったがある時、
『朝、起きたら枕元に妻が一式置いてある』
と、お洒落なのは奥様だったと知った。
働く女性は、
家庭の顔と職場の顔の二つを持つ。
私は57歳、
ウーマンリブの時代に育ったから、
男女平等、エイエイオー!
と生きてきたけど、
家事は生きる根源だから、
夫が精一杯働けるように、支える妻がいることも大事だな〜
とも思うようになった。
なんて、考えていたら、
4月から育児休暇が終了し、職場復帰する三女に向かって婿さんが言った。
『今のまま、全部Mが家事をしていたら自分も甘えるから、
担当を決めようよ、その上で、助け合えばいいんじゃない』
凄い!
甘えたり甘えられたり、
助けたり助けられたり、
家事は角を出してするものじゃない。
何だか、肩の力が抜けて、
楽に生きられるような気がする昨今だ。