日刊せみなりーBLOG
やれやれ娘・・
更新日:2013/03/05
『雪かきの体調不調が、
数日後に出てくるようになりショックです。』
朝会でカッコマンH君が言った。
確かに、今の時期に雪かきはしんどい・・。
今年は大雪、
生活道路は雪で盛り上がっている。
会社の回りも雪・雪・雪・・
会社のFF式ストーブの排気塔も、
かなり上部につけたが、それもあと少しで埋まりそうだ。
と、会社のストーブの心配をしていたが、
会社の隣に住む実家の母のことは忘れていた。
母は満88歳、一人暮らしである。
ちょいと顔を見に行こうかしら、
あの大雪だった土曜日の次の日、
のんびりと会いに行った。
『むつみ、ひどい雪だったね。命の不安を感じるほどだったわ』
母は、しっかりと言った。
『そしたら、このストーブが付かなくなったのよ。
排気塔が雪で埋まっちゃたの』
ええええ!!!とびっくりし、
『大変!雪堀をしてくるわ!』
慌てていったら、
『大丈夫、窓を開けて、
上から箒と小さなスコップで雪をどけたから・・』
実家の居間のストーブは、
窓の下にある。
だから、
排気塔をそんな上には付けられなかったのだが、
母はその窓を開け、
多分、ストーブの上に乗り、
排気塔を埋めた雪を除けたのだろう。
あの日の雪は軽かったから、
どうにかなったのだろうけど・・
一緒に話を聞いていたうちの三女が言った。
『こんな自立した88歳はいないよね』
本当にそうだけど・・
何かあったら大変だった。
日々、余裕無く暮らし、
わたわたしているから母のことまで気が回らない。
反省しきりだ。
『ところで、お母さん、
明日クリーニング屋さんが来たら、
このパンツを出してくれる?
ついでったらなんだけど、
ボタンをつけてくれると嬉しいな~』
私は自分のパンツを渡した。
そのお洒落なパンツの前ボタンは取れていた。
お洒落なので、ボタンもお洒落・・
私のぶきっちょでは、
綺麗につかない・・。
『ここだね、いいよ、つけて出しておくわ』
母のところには、
御用聞きのクリーニング屋さんが週二回来るので、
その対応も頼んでいる。
三女が私を見て、やれやれ・・と言った。
自立した母に甘えている私だが、
ボタン付けは頼んでも、
雪とストーブの気配りは忘れないようにしなくちゃ。
4月まで気が抜けない今年の冬だ。