私は、
社会人の始まりが看護婦だった為か、

唯の物ぐさの所為か、
スーツを着て、ビシッと決めるのが全く苦手・・・

お役所回りは仕方なく、
上着を着るが、

それ以外は、
ラフ・・らふ・・ラフ・・であったが・・。

昨日、異業種勉強会で、
【着物のTPO】について教えていただく機会を得た。

講師は、
ウヤマ美容室の宇山先生。

北海道の着付け業界のプロ中のプロである。
『訪問着と付け下げの差は・・・』

『主賓は、
お客様が場の格を考えて着て来て下さる着物を考えて、

自分の着物を、
決めなくてはいけません。

お客様より、
下の格の着物でお迎えするのは失礼です。

もちろん、重重し過ぎるのもいけません。』

ふ～んなるほど・・・
数々の着物、帯を見せていただきながらの授業は、

興奮の渦・・
改めて日本文化の素晴らしさを見た思いだったが、

最後に宇山先生が仰った言葉に、
ビクっとした。

『着物だから特別と言う事はないのですよ。
今日のような日に、

カーディガンで出席はされないでしょ？

話をされる方のことを考えて、
服を選びますよね。同じ事です。』

あ～カーディガンで来なくて良かった～

宇山先生は大先輩の女性経営者、
私はお願いして、話をして頂いたのだが、

自分の服選びとその事は、
一致していなかった。

どんな服装で出席するかは、
相手や周りに対する敬意を表す事なのね！

58歳にして・・恥ずかしや・・だ。

少なくとも、
【挨拶】をする場はスーツだわね・・

自分のクローゼットを思い出し、
（もうチョッと、カッチっとした服も必要かしら？）

購買意欲は前向きだ。

着物も服も自分の立ち姿も、
全て周りを思ってのことなのだと、

大先輩に教わった夜だった。