日刊せみなりーBLOG
小樽散策…
更新日:2013/04/28
母の口癖は、
『安物買いの銭失い』だ。
人間、いつも耳にし、
また、そう育てられると、
身につくものらしい。
お陰で、私は比較的高いものを、
長く使うようになった。
トレードマークのように持ち歩いているビジネスカバンは、
15年使っているし、
洋服も10年以上着ることも多い。
よって、
流行り廃りのないデザインが多い。
長く使い込んだものは、
特別の味があり、安心感がある。
本日は、
珍しく遊びで小樽に行くので、
バックは肩掛けにした。
このバックも、忘れるくらい前から使っている。
色がはげてきたけど、
使いやすくて捨てがたい。
そう言えば、
小樽の街も、私のバックのような街だ。
良い建物が長く長く使われ、
ちょっと疲れ気味な感じが、
人をホッとさせる。
今日は、その街並みを歩く予定だ。
観光客の少ない坂道を、
小樽案内人の智恵子さんと散策する。
明るく元気な若者と、
一緒にいるのもいいけれど、
良い人生を歩いてきた先輩といると、
心休まるように、
小樽独特の坂道と山と海と、
古い家々は心をあずましくしてくれるようだ。
今日の天気は曇り、
それさえ、気にならない街、
小樽…………
本物の街だからかな。
小樽の街は、
けして安物にはない何かがある。