近年、
本格的なパン屋さんが、

あっちこっちに出来ているが、
先日富良野で素敵なパン屋さんを見つけた。

富良野市街地に近い畑の中に、
下見板で出来た、その薄い黄土色の家はあった。

道路には、
手作りの木の看板が、

小さな木のベンチに、
立てかけられていた。

【Boulangerie Lafi】
と書かれてあった。

その看板の佇まいはとても素敵なのだけれど、
何のお店か分からなかった。

じっと見ていたら、
子どもをおんぶした若い奥様が、

看板をOPENに変えた。
『あの～こちらは何のお店ですか？』

聞いてみた。
『パン屋です。』

なるほど～
これは買わねばなるまい。

現場が終了したのを見計らって、
買いに行った。

小さな店内には、
焼きたてのパンが少しずつ10数種類置いてあった。

（わお～本格的だ～）
『まだ、開店してチョッとなんです。』

子どもをおんぶした奥さんが言った。
『富良野にも本格的なパンを広めたくて・・』

私はワインにあいそうな、
【雑穀と栗のパン】【コーンの入ったパン】と、

お土産に、
【クロワッサン】【チョコ入りデニッシュ】

を買った。
車の中が、焼き立てパンの匂いでいっぱいになった。

帰社後、
『富良野のパン屋さんで買ったの、食べてみて～』

早速、披露だ。
『美味しいわ、これでおいくらなんですか』

パンが好きな短期助っ人Iさんが言った。
『一つ、180円くらいです。コーンのパンは100円ですよ』

『安い！』
札幌の8割位の金額だ。

しっかりとしたパンの味は、
ワインに確かにあった。

小さい子どもを育てながらの、
若夫婦のパン屋さんは、

期待通りの味だった。

でも、
残念な事に場所は富良野・・

次に行くのはいつだろうか？
畑の中にポツリとたたずむお店は、

富良野市字西扇山にある。