日刊せみなりーBLOG
なぜに…こう?
更新日:2013/07/01
『五千円札一枚と千円札四枚で一万円ね』
ラガーマンM君に仮払金を渡していた。
『むつみさん、一万だから千円札は五枚ですよ。
四枚だったら九千円です。五枚あるし…』
ラガーマンM君が言った。
隣で、スノーマンK君が、
『千円札四枚って』と苦笑いしていた。
どうしたことだろう。
思いは五枚だったのに口から出たのは四枚。
おまけに自分で千円札を扇形に広げ、
五枚が超分かりやすい!
あーーー嫌になる。
全くだ。
なのに、
病院で患者さんが複数本の点滴をしているのを見て、
(あ!落ちていない)
一見点滴が落ちているようでも、
もう一つの点滴に逆流しているだけなのが、
すぐわかる。
看護婦の現場を離れて二十年近くたつのに、
若い頃覚えたことは、感覚的に忘れないらしい。
が、
今はそれは役に立たない。
お札の枚数の方が大切だ………
やれやれ…
もっとも、
看護婦時代に見についたサービス精神と笑顔には、
助けられている。
看護婦さん、今は看護師さんか…は、
サービス業の冴えたるもののはずだから。
そういえば、従姉妹の現役看護師Tちゃんが言っていた。
『今も看護師不足は深刻なの。
第一、せっかく看護大学を卒業しても、
看護師にならない人が結構いるんだって。
ホテルウーマンやキャビンアテンダントになる人もいるらしいよ。』
なるほどね。
ということは、今の看護大学は、
看護師を
サービス業とちゃんと位置付けているんだ。
それにしても、
私が看護婦の時代から、
看護師の人手不足は解消されていないらしい。
そうか〜
ふと、
もう一度白衣を着ようかなんて思うが、
お札の枚数を、
間違って口にするようでは、
恐ろしい。
さあ、気を取り直して、
現金を数えましょ…
今の仕事を精一杯頑張ろうと、
思い直した今日だった。