日刊せみなりーBLOG

花火大会

更新日:2013/07/15

経営を考える時、
【自分の価値観だけでものを見ない】

というのがあるが……………。

『花火ってさあ、
お金を出して見るもんじゃあないよね。

新聞社とかが、河原で打ち上げて、
市民はそれを楽しんで見る!だよね。

誰がお金を出して見るもんですか』
と、思ったが、

気がつくと、
『この人出は何?』『真駒内屋外競技場の有料花火に行く人たちだよ』

となっていた。
そう、昨夜はその有料花火大会だった。

我が社と我が家は札幌は南区川沿にある。
真駒内屋外競技場は川を挟んですぐ隣だ。

昼間、街に出かけていた私は、
夕方四時半頃の地下鉄に乗った。

居眠りをして、
終点真駒内駅で目を開けると、

浴衣姿や家族連れで地下鉄はいっぱいだった。
(何事?あ・もしかして花火大会の人たち?)

その時点でびっくりだったが、
(きっと、場外で花火見物にあやかる方々が、

早々にやってきたに違いないわ)
と、納得しバスの中から競技場を見てみると、

圧倒的な人たちが、
競技場の中に吸い込まれて行った。

(わ!お金を払って花火見物をする人たちがこんなにいるんだ)

もちろん、場外組もかなり居り、
真駒内公園は陣取りが行われていた。

早速、家に帰って夫に報告した。
私と価値観が同じなのか、

『本当にいるのか?』夫も半信半疑だったが、
夫婦仲良く、『牛角まで散歩しながら行こうか』

と、38条の牛角まで川沿から歩いていくと、
何と!ゾロジロゾロジロ…………

多くの人たちが競技場に向かって歩いていた。
『きっと、場外では味わえないものが有料場内にはあるんだね』

以前、一回の花火大会で、
3000万円がかかると聞いたことがある。

『あの競技場は、びっしり入ると三万人、
余裕を見ても二万人入るから、一人3000円として6000万か』

なんて、勝手に勘定したが、
入場料がいくらなのかは知らない。

娘家族と牛角外食を楽しんだ後、
お酒を飲まずとも平気な三女に、

車で家まで送ってもらったが、
『何これ!?』

国道、旧道、道道とも、
車を停めて花火を見る人たちでいっぱいだった。

我が家のベランダからも、花火が見えたが、
アパホテルに隠れて、上が少し見えただけだった。

確かに、
華やかに美しかった。

河原に座り、
新聞社の市民サービスを楽しみ、

『朝日の方が良かった』『いや、やっぱ、道新でしょ』
の時代は終わり、

有料花火大会を場外で楽しむ時代になったのか。

自分の価値観だけで経営をすると、
時代についていけなくなるは、鉄則だけど、

有料花火大会は、
何と無くついていけなかった。

道新の花火大会はいつだったかしら。
急に見に行きたくなった。

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