日刊せみなりーBLOG

ローカル線…

更新日:2013/08/08

札幌駅から汽車に乗った。
いつぞや、

『北海道には蒸気機関車が走っているんですか?』
と言われたことがあるが、

どうも、
電車と言うとイメージが狂うのだ。

で、
私が乗った電車のその汽車は倶知安行き、

私は余市で降りる。
夕方の札幌駅は通勤客で混んでいたが、

隣のホームには、
【旭山動物園号】が到着し、

明らかに、動物園で遊んできました!
の親子連れが多数乗っていた。

車体には、
動物たちの絵が一面に書かれており、

窓から見える座席には、
動物の耳付きキャップが被されていた。

あれは、楽しいだろうな。
ついつい、顔がほころぶ。

じきに、
倶知安行の快速ニセコライナーがホームに入った。

夕方の快速は空いているのか、
座席に悠々と座る事が出来た。

小樽で乗り込んできた女子高生たちは、
美味しそうにアイスを食べている。

みんな、何処で降りるのかしら。
普段は余り乗らないローカル線に興味深々だ。

観光客の数はぐっと減った感じだ。

余市には、
明日用事があるのだが、

小樽から余市までの汽車が少なくて、
一本乗り遅れたら遅刻です!

の世界だったので、
今日から行くことにした。

その快速ニセコライナーは、
塩谷、蘭島と止まり、余市に向かっていた。

見えるのは、
生い茂る木々と合間に見えるビニールハウス、

車で余市に行くのとは違い、
知らない街に向かっているような気がする。

余市に着くと、
思いのほか、多くの人たちが降り立った。

まるで、札幌駅の階段のようだ。
人にぶつからないように気をつけながら、

改札に向かう。
切符を渡そうとしたが、駅員は既におらず、

生き場所ない切符を手にしたまま、
駅を出た。

そこは、
いつも現場で見ている余市だった。

どうして、汽車に乗ると旅気分になるんだろう。
明日は仕事、寝坊はできないぞ。

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