日刊せみなりーBLOG

縁?!・・

更新日:2013/09/14

世の中には、
不思議な縁があるものだ。

先日、
稲盛和夫さんの講演を聞きに函館を訪れた時、

時間がなく、
ホテルから講演会場まで、タクシーを使うことにした。

運良く、
ホテルの前に1台だけタクシーが止まっていた。

慌てて乗り込み、
『函館市民会館までお願いします』

と、
運転手さんに伝えた時、

助手席前に置いてあるネームカードが目に入った。
(Aさん・・・)

うちの新人A君と同じ名前だった。
新人A君も函館出身だ。

『あのお~運転手さん、
Aという苗字は函館には多いんですか?』

思わず聞いた。

『いいえ、Aという苗字はうちの親戚だけだよ』
『あの~うちの会社にもA君がいるんですが・・』

『いやあ、
わかんないなあ~なにせ従兄弟が多くて、

従兄弟の子までは覚えていない。』
『あのお~・・・』

そこから、問答が始まり、
『あ!わかった、それならKの子どもだ~』

やっぱり、
新人A君の親戚だった。

函館にはたくさんのタクシーがいる。
偶然とはいえ、

新人A君の親戚のおじさんが運転するタクシーに乗る確立は、
いくらなのだろうか?

市民会館に着く間、
『A家はもとは福井なの、長男を残して後の兄弟はみんなで、

小樽に入って、
そこから函館に来たんです。』

A家について伺った。
北海道に住む人たちの先祖は、

みんな、
本州から来た人たちだ。

そうか~
うちの実家は能登、

夫の実家は、
能登と仙台から来ているはずだ。

新人A君の顔が目に浮かんだ。
(会社に戻ったら、教えなくちゃあ)

なんとなく嬉しくなって、
笑いながら車を降りた。

翌日、
『新人A君の親戚のおじさんのタクシーに乗ったよ~』

新人A君はビックリして笑っていた。
『でも、僕の知らないおじさんです~』

そうなんだね。
福井から長男を残して訪れた北海道の地で、

A家は栄え、
従兄弟の子までは名前がわからないほど、

子孫が増えた。
すごいなあ~

北海道は、
そういう人たちが造って来た土地だ。

真面目に一歩一歩進む新人A君、
どうも、縁がありそうだよ!

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