日刊せみなりーBLOG
ライスカレー
更新日:2013/10/09
昨日は、
旭川に一人出張だった。
一人出張は、
何が困るって、夕食が困る。
飲兵衛の私は、
定食が食べられない。
というか晩酌に合わないから、
居酒屋がいいのだけれど、
一人で居酒屋に行くと落ち着かない。
結局、コンビニのおかずにビール!
に落ち着くのだが、
昨日のホテルの近くにはコンビニがなかった。
どうしよう…ホテルにもレストランがない。
(ライオンの看板が見えたから、ビヤホールに行くか)
面倒だな、
と思いつつロビーに降りていくと、
(カレーライス無料サービス)
の張り紙があった。
いいか、
これにしよう。
近頃は、
夕食無料のサービスもあるのね。
『すみません。一つ下さい。ご飯、少なめで』
厨房のおばさんに言った。
『はい、このくらいでいいですか?
あらあ、今日は男爵を使ったから、
お芋の形がなくなっちゃた。
さっきまではあったのに』
優しいおばさんの声に癒されながら、
『お芋、溶けちゃったんですね。』
頂いたカレーライスは、
由緒正しい日本のライスカレーだった。
自販機で缶ビールを買い、
紙コップで飲みつつカレーを食べる。
完全におじさんスタイルだわ、
あ・おじさんは紙コップを使わないか。
なんて、
思いながら手作りのカレーライスを、
一口、ビールをぐい、そして、
iPadで、Facebookを開ける。
この手のビジネスホテルは、
Wi-Fi環境がいい。
カウンター席だから、
周りが気にならない。
あら、福神漬が足りないわ、
食べ放題の福神漬をお代わりだ。
由緒正しき日本のライスカレーには、
福神漬がぴったしだ。
想像以上に満足な、
夕食だった。
でも、あの優しいおばさんの声がなかったら、
きっと、わびしくなる夕食だったと思う。
やっぱり、
一番のご馳走は、人、だなあ。