日刊せみなりーBLOG

電線は・・

更新日:2013/10/21

一週間ぶりに、
北海道半円ぐるり旅から札幌に戻った。

ら、
藻岩山は紅葉真っ盛りになっていた。

今年の紅葉は、
紅より黄色が目立つ。

秋秋秋・・

倶知安も北見も置戸も陸別も、
浦幌も帯広もみんなみんな、

紅葉だった。

本州の娘からは、
『連続台風で大変!』メールが来ていたけれど、

北海道は比較的穏やかな秋~
いやいや・・じゃなかった。

台風で、道東オホーツク方面は、
雪雪雪で大変だったんだっけ。

19日、
北見帯広札幌ルートをとった私たち四人組は、

北見から帯広に抜ける道沿いの木々が、
その時の風や雪で折れ、

電線に引っかかっているのを数多く見た。
『これで、陸別はあの時、停電になったんです』

あの日、
モゴモゴN社長、ラガーマンM君と共に、

北見まで恐怖のスリップ旅をしたカッコマンH君が言った。

北電の作業車が、
いたるところで、その木の撤去作業をしていた。

なんだか、急に不思議な気がした。

『こんなに科学が発達しているのに、
電気は電線を通って伝わるしかないんだね』

アナログだ。

よく見ると、
道沿い、山の中、いたるところが電線だらけだ。

『そりゃあ、そうだろう。電気が通っているところには、
電線があるんだから』

モゴモゴN社長は当たり前に言ったけど、
ロケットが宇宙に行こうが、

指でパソコンが動こうが、
人が電柱を立て、人がその上に登り、

電線を引っ張って、
電気を通す。

原子力発電も火力発電も、
電線を使わなければ流れない。

『電線ねえ~』

『電線を使わないで、電気を飛ばせたら凄い発見なんですって』
カッコマンH君が言った。

そうなんだ~
だから、電線を引くために人が働く。

なんだか、
思っていた以上に世界はまだ、

アナログなんだと気付いた。
少し、ほっとした。

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