雪が♪ふうってきた♪
ほんの少しだけ~れど♪

この歌、
今時期になると必ず口からこぼれる。

私の胸のなあかに♪
積もりそおおおな雪だあった♪

誰の歌だったか、
定かではないけれど、

私がまだ、
学生時代の歌だったと思う。

幸せをなくしたあ♪

と、続くこの歌は、
何とも寂しいのだけれど、

どうしても、
口ずさんでしまうほど、

優しくて好きだった。

そして、
二番か三番で、

雪がとけてきたあ♪
ほんの少しだけれど♪

と続いたような気がする。

今は、
別に失恋もしておらず、

『え！なに！？』と夫に冷たく言ったら、
『え？穏やかO顧問ですか？！』

と、冷や汗ものの、
恋とは無縁の毎日だけれど、

暖かい部屋で、
『ストーブを消したら困る人いますか？

じゃあ、消しますよ〜』
なんて、幸せな日々だけれど、

それでも、
雪が降ると口ずさむ歌。

寂しさだけでは終わらない、
でも、明るさだけでもない。

何とも言えない歌詞と曲、
誰の歌だったかしら。

なんて、
思いながら外を見たら、

雪は、
ほんの少しだけえれど♪

を超えて、大雪になっていた。
がああああああんん…