日刊せみなりーBLOG
otaru…おたる…小樽
更新日:2014/02/01
久しぶりに、小樽に来た。
小樽の古い建物を見かけはそのままで、
快適な住居にしたり、
素敵な店舗で活用し、
小樽のこの独特な魅力を残そうという運動を始めて、
早2年だ。
今日は、
そのNPOの手作りホームページの打ち合わせ。
久しぶりの雪の小樽は、
相変わらず、海外の観光客がいっぱい。
雪の中で、
パシャパシャ写真を撮っていた。
打ち合わせは、
小樽の魅力をどう見せるか…
『私はね、小樽を知れば知るほど、
小樽の人間関係は昭和だと思うの』
私の本音を言った。
スナックに行っても、
イタリアンに行っても、
まるで、昭和の下町だ。
シャイで温かい人たちが必ずいる。
『どうにかして、この人間模様を横軸に、
建物を縦軸にしてブログに書きたいな』
私が言うと、お仲間の陽子さんが、
『大丈夫、手作りホームページでは、
ここまでだけれど、頑張っていいものを作りましょう』
と、言ってくれたが。
今でも普通に市場がある町、
飲屋街の花園を歩くと、
心は完全に昭和に戻る。
札幌と山一つの隔たりなのに、
別世界の町。
数多くあるお餅やさんは、
昔、小豆商が栄えた名残だろうか。
『手宮公園には、蝦夷リスがいるんですよ』
陽子さんのうちは、手宮公園のすぐそば、
雪の手宮公園の木々の中にいる蝦夷リスの写真を、
見せてくれた。
手宮公園から、天狗山が見える。
いい景色だ。
『山々があり、海があって昭和の人間関係が今も生きている。
なのに、快速に乗ったら40分で札幌。
こんな町って、珍しいよね。』
お仲間のKさんが、
何処かの木の鳥居の写真を投稿してくれていた。
大晦日の写真だという。
暗い中に、凛として立つその鳥居は、
温かさと近寄りがたさと両方を備えていた。
まるで、小樽の町、そのものだ。
『冬で動きが止まっちゃたね。
また、頑張ろうか』
早くしないと、
小樽の味わいある建物がなくなってしまう、
と言う焦りがあるのに、
小樽に来るとなぜが、
心がゆっくりしてしまう。
不思議だなあ、小樽は。
手作りホームページは、
今月中、公開予定だ。