うちの会社のお客様のほとんどは、
国、北海道、市町村などの自治体だ。

営業の中心は、
モゴモゴN社長、シャイなO常務、穏やかO顧問で、

私は、『では、契約にいってきます』
と、実務担当。

とはいえ、
契約の後は、『⚫⚫⚫業務をさせて頂きます補償セミナリーです。』

と挨拶に回る。
苦手意識を克服し、名刺を配る。

でも、
私が、直接名刺をお渡しできるのは、

だいたいは課長まで、
それ以上の方は、

名刺入れが並ぶ受付で、
『よろしくお願い致します。』

と、
名刺入れに名刺を入れるだけだ。

その受付には、
綺麗な感じの良い女性が座っており、

『ご苦労様です』とご挨拶をしてくださる。

たまに、
『素敵な鞄ですね。』と声をかけてくださる方がいたりして、

『ありがとうございます。
15年近く使っているんですよ』

と、答えたり、
『わ・いい匂いですね。』と私が話しかけ、

『わかりますか？嬉しい！
ハーブ茶をいれたんです』

なんていう会話になったりする。

女性はやっぱりいいな、
明るい優しい笑顔で迎えられると、

心が和む。

近頃は、
お役所の担当者にも女性が増えて、

優しい声に、
緊張がほどけることもある。

この世界、
女性を見かけることはまだまだ少数だけれど、

確実に、
見かける姿は増えている。

うちの会社も、
中川取締役を入れると、

30％が女性だ。

日本が今目指している数字である。