春休みで、
長女が孫たちを連れて帰ってきた。

札幌の孫と合わせて4人が、
遊び騒ぎ終いに泣く！を繰り返し、

『ちょっと静かにしなさい！
マンガでも、みなさい！』

と、
DVDの力を借りる。

『アンパンマンがいい！』
『ドラえもん！』

まではわかるが、
ジブリ、ディズニー、なんだか、かんだか…

とにかくいっぱいだ。
『座ってみなさい！』

と、
怒鳴り終わると、

ホッとする時間がやって来る。
『こんなことできたらいいな♪』

ドラえもんの歌と共に、
孫たちはテレビに釘付けだ。

ドラえもんは長い番組だ。
うちの娘たちもドラえもんを見ていた。

日本昔話もあった。
ちびまる子ちゃんも始まると、

日曜日の夜は、
ちびまる子ちゃん、サザエさん、

日本昔話、そして、
ハイジ…………

とマンガ三昧だ。

私の子ども時代のマンガの思いでは、
鉄腕アトム、

夫は、
漫画より『ハリマオウ♪世代』なのか、

今でもカラオケの定番だ。
ホンワカH君は、『宇宙戦艦ヤマト♪世代』か、

これまた、
カラオケの定番だ。

テーマソングは、
脳裏に焼きつくものらしい。

そう言えば、
孫たちは昔のドラえもんの映画を見ると、

『声が変だ！』というそうだ。
私たちや娘たちにとっては、

大山ノブ代の声がドラえもんだけど…

そうやって、
少しづつ変わって行くんだな。

なんて思いながら、
私の目も、テレビのドラえもんを追う。

あ・【どこでもドア】だ。

これが欲しい。
どんなに疲れていても、

ドアさえ開ければいいんだもん。
高所恐怖症の私は、

タケコプターはいらないかな。

５９歳も、
飽きずに見られるドラえもんだ。