日刊せみなりーBLOG

セミナリーって?

更新日:2014/04/06

4月1日から、
補償セミナリーは37期目に入った。

現在は、
株式会社補償セミナリーだけれど、

スタートは、
有限会社用地補償セミナリーだった。

創業者の父に、
『セミナリーって、何?』

と聞くと、
『研究所という意味だ』と答えた。

【用地補償の研究所】か、
『わかりやすい名前だね。』

と、
父に言った覚えがあるが、

初めてこの名前を聞いて、
ピンとくる人は玄人しかいない。

その後、
株式会社になる時に、

同業者で同じような名前の会社があり、
父は、【用地】を外し、

今の補償セミナリーになった。
同業者からは、

補償をとって、
『セミナリーさん』と呼ばれることが多いが、

会社も人も、
【名は体を現す】らしく、

研究所らしい体質が社風になっている。
だから、難しい仕事、新しい仕事がくると、

社員は資料を積み上げ、
ワクワクしながら報告書を書いてきた。

その結果、
経験した調査対象は、

余程珍しいもの以外、
ほとんど、網羅した。

『病院に診療所、人間だけでなく犬猫病院もあったね。』
『鍼灸、整骨院、カイロプラクティックもあったわ。』

『厩舎、豚舎、牛舎、に鶏舎、も調べたわ。』
『そうそう、種豚ってものすごく大きいんだよ』

そうそう、だから普段は知らないことも、
知っているの。

牛は、
若いお姉さんとアラカンおばさんがいたら、

若いお姉さんに寄って行く事や、
豚はとても綺麗好きで神経質な事、

大手外食チェーン店の工場では、
蛇口をひねったら、

出汁が出てくることや、
パチンコ屋さんの玉は、

結構大掛かり機械で制御されている事や、
大きな庭石は、地上に出ている部分より、

埋まっている方が数段大きいとか………
コンビニの冷蔵庫の裏は、大きな冷蔵室になっているとか…

数え上げたら切りがない。
やっぱり、37年間は長いのだ。

そして、
一番の財産は、

多くの所有者のみなさんのお話を聞いてきた事だ。

公共の為に、
土地を提供してくださるみなさんの、

土地への思いをしっかり聞いて、
真摯に調査をする。

創業者の父の仕事の姿勢を受け継ぎ、
今年もスタートした。

いつまでも、
誠実に学びつつ前進する、

セミナリー(研究所)でありたいと。

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