日刊せみなりーBLOG

甘いものなのよ!

更新日:2014/04/19

今日は土曜日、
会社もお休みで、ゆっくりした朝だった。

が、
久しぶりに三女が、孫付きで泊まっており、

朝寝は出来ない。
夫も、早々に起こされた。

『ジジと散歩に行っておいで』と、
孫を押し付けられた夫も、

『よし、散歩に行こう』
満更でもない。

しばらくしてご機嫌で孫は戻ってきたが、
手にはアンパンマンチョコが握られていた。

『お父さん!信じられない!』
三女はぶっんぶくれだ。

二歳前の孫には、
チョコは厳禁だったらしい。

『まだ、食べ物とは認識してはいないから大丈夫だ』
夫はどこ吹く風だ。

娘はチョコにラップをかけて、
食べ物とはわからないようにしていた。

我が家も、
子育て中はお菓子を与えてはいなかった。

ある日、実家に行くと私の父が言った。

『お前たちが何にもお菓子を食べさせないから、
テーブルの角砂糖を食べているぞ!かわいそうに』

『関係ないと思うけど』
私は答えたが、

その後、
父は保育園の迎えを手伝ってくれる時は、

我が家の別名【赤白】と言う、
和三盆で出来たお菓子を常備し、

必ず、娘たちに与えていた。

夫も、
迎えの時はセイコーマートでおやつを買い、

三人の娘を黙らせていたらしい。
通りで、迎えが私だと娘たちはがっかりしていた。

『だって、お母さんだと何も当たらないし、
バスだし………』

なるほど……
私の教育は夫や父には効かなかったらしい。

もっとも、
家にお菓子がない暮らしは続き、

小学校高学年で初めてポテトチップスを食べた長女は感激し、
『この世で最高の食べ物!』と、

妹たちにも、
食べさせたらしい。

今でも、
その感激を娘たちは話している。

そして、
成人し今はそれぞれ母になった娘たちは、

異常にお菓子が好きだ。
三人の婿殿たちは、『お菓子の買い方が半端じゃない』

と、嘆いている。
三人姉妹曰く、『お母さんが食べさせなかったから、反動よ』

そうですかね。
でも、やっぱり孫たちにはお菓子はあまりやらず、

自分だけで、
こそっと食べているようだ。

まあ、ジジとババは、
甘いと諦めて頂戴。

それで、
子どもはちょうど良く育つのよ!

と、ちょうど良く育った娘を見た。

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