日刊せみなりーBLOG
お墓参り…
更新日:2014/05/06
連休最終日は、
お墓参りのはしごをした。
雪解け後も何やかんやとあり、
お墓参りは出来ていなかった。
私の実家のお墓と、
私を実の娘のように可愛がってくれた叔母夫婦のお墓だ。
里塚&滝野コース。
私は車の運転が出来ないので、
アッシー君は夫、
里塚霊園に裏側から入る。
いつも助手席だと、全くわからないが、
夫は霊園の中をくるくる回り、
『ここだな、真は』と、実家のお墓の前に車を横付けした。
我が実家のお墓には、
苗字は刻まれていない。
父親がお墓を建てる時、
娘が二人だったせいか、『誰でもいれてやる』
と言って、苗字は刻まず、
『好きな言葉を入れる』
で、【真】になった。
二人で、水を掛けて磨き、
花を供えた。
神道だから、
ニ礼ニ拍手一礼だ。
『次は大きいママとパパの所に行こう』
滝野霊園に向かう。
『ここから入ると近かったな』
と、近道を通ったのが悪かった。
滝野霊園の区画整理は凄まじく、
『こんなところじゃなかったよ』
と、ぐるぐる回るうちに、
自分たちの居場所さえ分からなくなる。
『住所まで書いてあるよ』
暫く迷った挙句、
『正当な入り口まで戻ろう』
近道は無意味になった。
『あ!ここ!ここ!』
やっと、叔母夫婦の墓前に参ることができた。
『もっと、来なさいって、大きいママが言ってるね。』
父の位牌(神道でも位牌というかは?)は、
実家の別名中川神社と言われている神棚に祀られていて、
いつも、パンパンとお参りしているから、
お墓参りをしても、
今ひとつ、
中に眠っているような気がしないが、
叔母夫婦は、
我が家に写真があるだけだから、
お墓参りをしたら悲しくなった。
こちらもお水で洗い、花を供えた。
『また、来るね。』
『住所を覚えておこう。こりゃあ、直ぐにわからなくなるぞ』
夫と二人、
周囲を確認して霊園を後にした。
帰りの車の中、
『お墓参りをしたら、ホッとしたわ。おかしいね。
あとは、釧路のお父さんとお母さんだね』
と私が言うと、夫は黙っていた。
夫の両親は他界し、
釧路のお寺に眠っている。
私も一人で出張した時など、お参りに行っているが、
納骨堂は、お骨が見えるせいか、
【あった気】がする。
『行かなきゃね。』もう一度言ったら、
『そうだな』と、今度は返事が帰ってきた。
『私が死んでもお墓には入れないでね。
寒くてジメジメしたところは嫌いだから』
『どうすんだよ』『明るい暖かいところに置いて』
『腐るぞ』『骨は腐らないわよ』
半分本気の会話をして、
帰途に着いた。
さあ、明日からは仕事だ。
お墓参りをして、
何だか、
気分爽快な連休最終日だ。