少々遅れた社員健診の申込みをした。
35歳以上は胃カメラ、40歳以上は脳MRIを任意でする。

みんなの年齢を申込書に書きながら、
早く若者を入社させねば・・と焦る。

昔若者今中年、
わが社をけん引している三人組は、

今年で全員40代になる。

特に、
ラガーマンM君とカッコマンH君は、

二十歳そこそこから、
うちで働いてきた。

私と19歳の差だから、
息子でもおかしくないのかも知れないけれど、

一緒に働いていると、
そういう感覚はなく、

弟・・・か。
だから、ついつい口を出したくなるけれど、

二人とも、
お客様にしっかり信頼をされ、

職場をしきっている。
それでも、老婆心が頭をもたげ、

大丈夫？と確認をする。

かと思えば、
頼り切っているので、

『まったく～あのさあ～』と感情あらわにあたったり・・

思えば、
モゴモゴN社長の40歳は、

気難しい先輩技術者たちを動かし、
休みなし、深夜まで仕事をし、

社内のコンピューター化をはたし、
なおかつ、創業者である私の父と飲み、

若者を入れないと！
と、見込みのある若者を採用していた時だ。

その一人が、
分社してINDI株式会社の社長になった東出さんであり、

ラガーマンM君、カッコマンH君、
ホンワカH君であった。

今、
この三人は、モゴモゴN社長の40歳を意識しているのか、

いないのか、
若者採用に力をいれている。

私は、この三人が、
いつまでも入社した時の若者に見え、

モゴモゴN社長は、
馬車馬のごとく、身体も頭も動かしていた40歳に見えているようだ。

時代は流れ、進歩し変わってきていることを、
認識できていないのは自分かもしれないと、

健診申込書を書きながら思ったが、

『俺は胃バリューム！』のホンワカH君の声を聴いたら、
やっぱり、弟のようだった。

仕方ないんだよね。
にんげん、初めて会った時の印象と関係がモノを言うから。