日刊せみなりーBLOG

家って…

更新日:2014/05/21

朝、娘たちと楽しんでいるLINEに、
長女が投稿していた。

『Yが鉛筆削り機を落として、
床と壁が真っ黒だ!

必死に掃除して、だいぶ綺麗になったけれど、
あったまに来た』

Yとは、小学校二年生の孫、女の子だ。
怒鳴り散らしている長女の顔が見えそうだ。

何せ、
家を新築して1年もたっていないから、

腹も立つだろうが。

因みに、
我が家の珪藻土の壁にYがいたずら書きをした時は、

長女はさほど、起こっていなかったが、
まあ、いいか。

実家は、よそ様でもないし、
自分のローンでもないからね。

これが、
よそ様のうちだったら大変な事だ。

昔、
夫の母がよく夫の幼い時の蛮勇伝を聞かせてくれたが、

『むっちゃん、昔の社宅でね、芳ったら、寄りにも寄って、
所長さんの家の三角屋根に登って、

集合煙突から雪玉を投げ入れたの。
居間のストーブの煙突が外れて、

畳が煤だらけになって、
私、泣きながら拭き掃除をしたのよ。

畳だから取れなくて、
所長の奥さんがもういいですからって、

本当に情けなかったわ』
夫は聞こえないふりをしていたが、

義母の気持ちはよくわかった。
私の孫は、いたずらではなく、

間違ったのだから仕方がないが、
新築の床と壁が汚れたのは、

辛いものがある。

8年前、我が家をリフォームし、
『床を傷つけないで!テーブルに跡を付けないで!』

と、私が叫ぶと、
『孫より家が大切なの?!』

と言った長女が、
自分の子どもを怒鳴る様に、

まあ!かって!
と思う反面、

家を建てるって、
それほど、大きなことなんだよなあ、

とも思う。
莫大な借金をして、

一生をかけてローンを払い、
その家で、家族を増やし、子どもを大きくする。

幸せを作る基地だから、
大切で、大事にするのに、

汚したと子どもを怒る。
矛盾だけれど、

それほど、
家を建てるというのは庶民にとって、

大きなことなのだ。

だからこそ、
自分の思いを上手く伝えて、

満足する家を作りたいと思うのだろう。

そんな思いに寄り添って、
心から満足できる家づくりに挑戦しようと、

10名の女性たちが集まって、
【家ねっと】を作って二年がたった。

女性の女性による女性のための家づくり。

女性に優しい家は、
男性や子ども、お年寄りにも優しいと思うのだが…

如何だろうか?
明日、10時からエルプラザで、その報告会をする。

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