昨日の朝、
『むつみさん、明日は九時半に出発します』

ラガーマンM君が言った。
函館の打ち合わせに私も同行するのだ。

『あら、ずいぶん中途半端な時間に出るんだね。
打ち合わせは、午後からなの？』

『いいえ、11時ですよ』『え？！間に合わないじゃない！』
『え？！』『9時半でしょ？』『いえいえ、6時半です』

あら、どうして、
くじはんとろくじはんを聞き間違えたのかしら。

くとろでは、
間違えるはずもないのに…

どんどん、
都合の良いように聞こえてくる年齢になったのか？

『変ね、まあ、いいわ。了解』
と、偉そうに答えた私。

『あ！家まで迎えにきてくれる？』
職権乱用と、一病息災をもれなく活用し、

お迎えに何の迷いもない私。
これも、年のせいか。

で、本日朝、
ラガーマンM君のピンポン！

『今、いきま~す』
気持ちよく、自宅前から車に乗り込んだ。

『ありがとね。』
空は晴れ、藻岩山の緑は青く、

函館までのドライブは楽しい。
いつもの如く、

あのさあ、このさあ、だからさあ、
の会話が繰り返される。

本日は、朝から、私もラガーマンM君も、
滑舌良好、交感神経抜群で気分はハイだ。

それは、昨日の、
社員たちが受けていた業界試験の一次発表のせい。

これに受からないと、
国のお仕事をいただけないという資格なのだが、

5人が7部門に挑戦し、
5部門に合格すると言う大挙を成し遂げた。

まだ、一次試験だけだけど、
これが難しいから、

ハイにもなる。
ルンルンらんらん♪、『次は口頭試問の準備だわね！』

だあれも知らないニッチな仕事の、
だあれも知らないニッチな資格だけど、

それの資格者が何人いるかが、
そのニッチな仕事の格を決めるから、

嬉しい！のだ。

ハイな気分の車の中で、
早朝なのに、笑顔満載、笑い声が響き渡る。

車は一路函館へ、
中山峠を越えて、留寿都を抜け、

豊浦から高速道路だ。
途中、八雲付近は霧が発生していたけれど、

森町からは晴れ！
函館は晴天で、良い天気。

気分がルンルンだから、
お役所への挨拶回りも笑顔満載、

打ち合わせも終了し、
続けて木古内の現場に向かった。

木古内で、
ビベロYちゃんとラガーマンM君は、

運転手をバトンタッチし、
私はビベロYちゃんの運転で札幌に帰る。

人、時間、ガソリンの無駄省く計画は、
まさに、無駄がない。

朝六時半に札幌を出発し、
函館、木古内を通って、

夕方までに札幌に帰るというスケジュールに、
最初は気重だったけれど、

良いニュースに心も軽く、
おまけに、木古内で働くみんなと合流できて、

幸せ気分、
あー幸せ！

耳も老化した昨今だけど、
現場がこなせない昨今だけど、

いつまでも、
みんなと働きたいと思った函館ドライブだ。

ヤッホー♪