日刊せみなりーBLOG

稼ぐ人、使う人…

更新日:2014/06/06

女性の経済的自立は、
昨今、女性の労働力としての必要性から、

国が配偶者扶養控除の廃止案という形で、
言い始めている。

時代はずいぶん、
変わったなあと思う。

私は、
昭和30年生まれのアラカンだけれど、

私の青春時代は、
女性の経済的自立論争の時代でもあった。

モチ、
私は経済的自立を叫んだ口だけれど、

専業主婦になった友人の中にも、
夫に食べさせて貰っていると言う感覚が、

嫌だと、
嘆く方々が多かった。

が、一人だけ、
『え?!そうおお?いや?

うちは、貴方、稼ぐ人、私、使う人、
で、役割が決まっているわ』

と言い放つ友人がいた。
彼女は、賢く元気で、

三人のお嬢さんを素敵に育て上げ、
ご主人とも仲がよい。

私は、
スッキリ顔でそう言い切る友人を、

そんな考え方もあるのか?!
と、異星人を見る思いで見つめたが、

本日、
駅前のデパ地下インイートで食事をしながら、

彼女の考えは正解だと確信した。
このデパ地下は、

札幌で一番お客様が多いから、
人とすれ違うのも大変なくらいの混みようだが、

フライ定食ができる間、
じっと、その行き交うお客様を見ていたが、

見た目、96%は女性だ…と思う。
数えたわけではないけれど、

サラリーマンの昼ごはん組を抜かしたら、
99%は女性と思うほど、

昼間の街中は、女性ばかりだ。
確かに、札幌一番のデパートも、

そこに続くショッピングセンターも、
圧倒的に女性ものを売っているではないか。

お金を使う人は、女性だと、
世の男性は知っているから、

せっせと、
女性ものを売るお店を作っているのではないかしら。

もし、北欧のように、
女性も全員働くのが当たり前になったら、

平日の昼間のこのデパートは、
成り立つのかしら。

女性が働くことを、
昔も今も、正論!として言い続けている私だけれど、

この豊かな日本を作り上げてきたのは、
一生懸命働き続けてきた男性と、

その稼ぎを使うことで、
社会貢献してきた女性なのではないかしら、

と、思った平日の昼時だった。

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