日刊せみなりーBLOG

口チャック!

更新日:2014/06/28

近頃、せつに思う事。

息子を持たずに良かった、
持っていたら、必ずや、ダメ息子にしていただろう。

私は、中学校から女子校だ。
姉や叔母が行った学校で両親も強く進めたF校。

私も、
普通に行くもんだと思っていたが、

魅力的だったのは、
何と言っても運動会がなかったことと、

アホな男子がいないことだった。
私は、小学生のアホ男子が嫌いだった。

何で、牛乳を飲もうとすると、
笑わせるのか、

何で、わけもなく体を動かすのか、
何で、私の消しゴムを隠すのか、

何で…………
だから、女子校は天国だった。

高校卒業後は看護学校に入り、
15年間看護婦だったから、

女子育ちで、
何ら問題はなかったが、

その後、うちの会社に入った。
小会社ながら、周りは男性ばかり、

お客様も男性ばかり、
でも、アホな小学生はいなかったから、

大丈夫!と思っていたが、
今頃になって気がついた。

私、口うるさすぎだ。

女性社員に対しては、
うるさくない…と、思う。

けれど、
昔はアホな小学生男子だったと思われる、

今は優秀な社員たちに、
『あのさあ、それはこうした方がいいよ、

いやさあ、それはああしなよ』
多分、箸の上げ下ろしまでとはいかないけれど、

かなり、
口うるさいことに気がついた。

だから、
『今後はあまり、口を出さないことにするわ』

と言ったけど、
気が付くと『それさあ…………』

いかん………

もし、我が家に男の子がいたら、
母親の指示待ち男子に育っていただろう。

女性に対しては、
待てるし、基本的な信頼があるのに、

私の中の男性像は、
アホな男子小学生で止まっている。

因みに、夫はかなりそちら派。
義母からその武勇伝を聞くのが大好きだった割には、

優秀な男子社員とモゴモゴN社長が織りなす男性風景に、
時折、眉をひそめる。

お母さんが好きな良い男の子を心の何処かで、
求めるようだ。

これでは、会社はこじんまりしすぎるわ!
と思い、

口チャック!を再び決意したが、
日本の若者男性が、

こじんまりした原因が、
少しわかったような気がした。

記事一覧