日刊せみなりーBLOG

我が家の猫の話。

更新日:2014/07/05

私は、大の動物嫌いだった。
犬も猫も、そばに近寄ることもままならなかった。

それが、
次女が小学生の時に拾ってきた子猫を二匹飼うようになり、

仕方なしに餌をやるようになり、
触ることも出来なかったのに、

なぜなぜも出来るようになった。
それでも、小さい時から猫と暮らしたことがない故、

『大変だわ!ミケが吐いた!』
と、夫に電話をし『猫は吐くもんなんだ』

と冷たく言われ、
憤慨したり、なんだかんだのうちに、

二匹は家族になった。
気がつくと、猫を拾った娘たちは独立し、

夫婦二人になった。
そして、五年前、お産で長女が帰省していた時、

クロが隙を見ては、外に逃げるようになった。
その都度、長女やら三女やら夫で大騒ぎをして探していたが、

よくみると、クロは病気のようだった。
『肺に腫瘍があります。どうしようもないです』

お医者さんに言われたけれど、
可哀想で、暫く病院通いをしたが、

私たち夫婦が出張中、
私たちのベットの下で死んだ。

『クロは死に場所を探して、
外に逃げていたんだね。』

三人姉妹の中でも一番動物好きの長女が、
火葬してくれ、実家の庭にお墓を作った。

クロは17歳だった。

そして今、もう一匹のミケは、
21歳と3ヶ月になった。

共働きの家に拾われたから、
日中は一人、いや一匹で留守番だ。

現場が続くと、
叔母に餌だけを頼んだりしていた。

『あんたんちは、子どもも猫も放任主義だね』
昔、言われたけれど、

よくぞ、ここまで生きてくれた。

毎日、仕事から帰ると、
ソファーで寝ているミケのご機嫌を伺うのが日課になった。

何せ、年だから…

ミケやクロのお陰で、
ひどい動物嫌いは克服し、

現場に犬や猫がいても悲鳴を上げずに済んでいる。
ミケ、もう少し、頑張ってね。

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