日刊せみなりーBLOG
地震?
更新日:2014/07/08
残業をしていたら、
突然、ういいいいいい!
と、何かが鳴った。
え?なになに?!地震だ!
携帯電話が地震を知らせる音だった。
南区は震度3…
最も、
会社が建っている土地は、
昔は河原だったらしく、
地盤が最強だから、
ゆらゆら…程度だった。
まずは、良かった。
『え?、何?地震?』
気が付かない人がいたほどだ。
『あの時は、こんなんじゃあなかったよね』
話はすぐに、大震災の話になる。
記憶はまだ新しい。
でも、いっぱいは話さない。
何となく、
まだ、そんな気分だ。
すぐに、長野に住む次女から電話が来た。
『大丈夫?』
私の、
『大丈夫』の声を聞いて電話はすぐにきれた。
心配をしてくれたのだろう。
嬉しい。
やっぱり、震災後、
地震に対して敏感になっているのだろう。
『釧路の人は、全然気にしませんよ』
誰かが言った。
そうかもしれない。
夫の実家は釧路だから、
地震の度に電話をしていたが、
両親はいつも、『大丈夫だよ』と、笑っていたっけ。
それでも、
釧路沖地震の時は、
『金魚鉢から金魚が逃げた』そうな。
『開き戸の戸棚の食器は落ちたけれど、
引き戸の食器は無事だった』
なるほど……
玄関の戸はすぐ開ける、
火の始末は必ずする。
そして、
開き戸にはストッパーが着いた。
津波警報が出ると、
幣舞橋の袂に住む叔父夫婦が、
両親の住む春採に避難したこともあったけれど、
『いつも外れるから、もういい』
と、
そのうち避難をしなくなった。
『狼と少年だね』笑ったけれど、
両親も、叔父夫婦もこの世を去った。
今は、
夫の兄家族が釧路に住むが、
よほどの事がないと、
夫は電話をしない。
『全く、男兄弟だったら…』と、笑えるのは幸せだ。
『さっきの地震は苫小牧らしいですよ』
震度5弱だから、結構揺れたわね。
金魚鉢から金魚は逃げたかな?
地震で揺れると、
義母の明るい声を思い出す。