日刊せみなりーBLOG
美瑛物語③
更新日:2014/08/02
美瑛の現場二日目の昨日も、
暑かった!
やれやれの帰りの車の中では、
『消費税調査は終わりましたか?』
『終わったけれど、農家さんの消費税は難しい。
小麦と………』
と、仕事の確認やら、
新たに得た知識の共有やら、
いつもの元気な会話が繰り広げられていた。
事業で必要な土地の上にある(たまには下)全てのものを調査するから、
常に勉強だ。
みんなの、
【農家さんの消費税】を聞きながら、
私は、
美瑛の美しい畑作風景を眺めていた。
本当に綺麗だ。
多分、秋が一番美しいのだろうけれど、
何も植えていない耕しただけの畑でさえ、
丘の形が美しく、
隣の畑の緑、所々の木々と合間って、
見飽きることがない。
今回の調査は、
国道からの逃げ道を作る工事の為のものだ。
道幅が狭くて、
二車線にならないので拡幅する。
『毎年、事故があるからさ。
そん時に、こっちを通すんだと』
農家のおじさんが言った。
美瑛は、
農家のみなさんが作っている畑が、
そのまま観光名所になっている珍しい街だ。
広くてなだらかな丘が繋がり、
見ているだけで、
心も広くなって行く感じ。
以前何かで読んだことがあるが、
この魅力的な丘を農地に開拓するのは、
並大抵の努力ではなかったらしい。
木を切り抜根するのも大変だけれど、
それより何より、
丘は雨が降ると土が流れてしまい、
土地が肥えていかないのだという。
この土地を苦労して開墾された方々は、
まさか百年後、
自分たちが作っている畑の風景を見に、
観光客が押し寄せるなんて、
想像もしていなかったろうな。
そんなことを考えながら景色を見ていたら、
今回の担当者ラガーマンM君が言った。
『さあ、頑張って明日は午前中で終了させましょう!』
さてさて、今日がその最終日だ。
しっかり仕事を終わらせて、
美瑛満喫で帰ろうね!