日刊せみなりーBLOG
郷土愛……
更新日:2014/08/05
先週は、
美瑛の現場だった。
行き帰りとも三笠市を通った。
『久しぶりだね。現場はどうなったかしら?』
昔、三笠の現場に何度も来た。
住宅だけでなく、病院も調べた。
お寺も、工場敷地も、
いっぱいいっぱい調査した。
『道路が出来上がったと思いますよ。
いや、この道路です。
だから、現場は左側だと…』
私たちの仕事は、
道路を広げたり、
真っ直ぐにしたりする工事の前の仕事だ。
以前は街中から、直角に曲がっていた三笠の道道は、
街中を通らなくても桂沢湖に抜けられるように、
真っ直ぐになっていた。
風景が変わり、よくわからなかった。
『でも、お蕎麦屋さんも定食カフェ屋さんもあるよ!』
一段と人が少なくなったように感じる三笠だったが、
お蕎麦屋さんと定食カフェ屋さんは、
健在だった。
『この二つのお店はとても美味しいんだよ』
私は、
新入社員の気遣いU君に教えた。
三笠には、
三笠を愛してやまないT建設の社長さんがいるが、
T社長だけでなく、
あのお蕎麦屋さんも定食カフェ屋さんも、
みんな三笠を愛しているから、
頑張って営業をしているんだと思う。
郷土愛というものか。
ふと、
自分はどうだろうかと思った。
北海道は大好きだけれど、
札幌に対しては、
どこか第三者的な目で見ているような気がした。
近頃、
札幌市の担当部門が時計台ビルに移り、
時計台の前をよく通るが、
観光客がいっぱいだ。
札幌市民には、
評判が今ひとつの時計台だけれど、
観光に見えた方々は、
楽しそうにシャターを押している。
その中に先日、
【シャターを押しますよ。ボランティア】という名札を下げ、
『はーい、チーズ!』と言いつつ、
シャターを押している方を見かけた。
私は、そんなボランティアがあることも、
知らなかった。
時計台をぐちゃぐちゃいう前に、
観光に見えた方々に感謝して、
楽しんでもらう努力も大事だ。
ちょっと反省。
道内を巡り、
郷土を愛してやまない方々から、
教わることは多い。
因みに、
三笠の蕎麦屋さんと定食カフェ屋さんは、
桂沢湖に向かう街のハズレに、
背中合わせにある。
通った際には、是非どうぞ。