日刊せみなりーBLOG
があああああああああん!
更新日:2014/09/05
自分の脳みそが、
老いた…と知った瞬間を経験した。
あれは、今年の3月だった。
中途採用で、気遣いU君が入社した。
総務の仕事もしている私は、
雇用保険、社会保険の手続きをし、
気遣いU君に、就業規則の説明もした。
途中までは、就業規則を読んでいたが、
長いので、
決まり切ったというか、
いつも話しているので、
見るまでもない年次有給休暇については、
読まずに口頭で説明した。
『手続きが煩雑になるので、
うちは、4月から9月に入社した人は10月から、
11月から3月までに入社した人は、
4月から一年目の年休が付与されます。
気遣いU君は、3月入社だから4月から年休がつくよ。
6日間ね!』
素直な気遣いU君は、
ニッコリ『はい、ありがとうございます。』
と言った。
そして昨日、
頼りになる社会保険労務士K先生に、
全く違う確認作業中、
パート労働者の年次有給休暇の話になった。
『初年度は10日ですよ。パートさんでも同じ。
週5日働けば、10日です。』
そうですか、10日ですか。
あれ?私はどうして、6日間と思ったのかしら。
その時、
私は気遣いU君の年次有給休暇の事は忘れていた。
思い出したのは今朝、ベットの中で。
あ!気遣いU君も6日付与になっているわ!
そして、一緒に、
なぜ、私は6日と思ったのかも、
気が付いた。
それは、
昭和52年、私が初めて付与された年次有給休暇の日数だった。
がああああああああん…
年を取ると、
記憶が突然昔に戻ると知っているが、
まさか、自分がそうなるなんて…
朝会でその話をしたら、
『よく覚えていましたね。昔の日数。』とホンワカH君が言ったけれど、
覚えていたのではない。
私の脳みそが、
勝手に昔の引き出しを開けて、
6日間を引っ張り出したのだ。
これを、老化と言う。
がああああああああん…
もちろん、気遣いU君には謝って、
正しい年次有給休暇に変えたけれど、
給与計算は大丈夫かな?
と、みんなが不安そうに、
私を見たような気がした朝だった。