日刊せみなりーBLOG

高いところは…

更新日:2014/09/14

自宅の階段の電球が切れた。
我が家は、メゾネット式マンション。

一階に玄関と居間など、
地階に寝室とお風呂などがある。

階段は吹き抜けで、
8年前のリフォーム時、

壁を珪藻土、床材を無垢した。
当たり前に、センスゼロの中野夫婦は、

デザイナーのI君にすべてを任せた。
結果は、『わああ~素敵!』な家になり、

その中でも、
階段は心落ち着く場所になった。

が、もともと、
電灯の位置が高いところにあった。

吹き抜けだから仕方が無い。
高いと言っても、私がよっこらしょと椅子を運び、

ヨロヨロしながら、
椅子の上で背伸びをすれば電球の交換は出来るが、

何も好きこのんで骨折の道を歩むこともないので、
電球交換は夫の仕事になっている。

その電球が二個とも切れたのだ。
同じテーマでブログを書いた記憶があるから、

結構頻回に切れている。
白熱灯色のLEDに変えるべきか、

今ひとつ、
LEDが好きになれない私だが、

交換係の夫は多分、そうしたいはずだ。
まあ、それはさておき、

背が高いとは便利なものだ。
会社でも、台所の吊り戸棚にコーヒー豆を仕舞っているが、

奥になると取れない。
小さな会社だから、台所で首を横に向けると、

仕事をしている社員が見える。
忙しいのに悪いけれど、

『ねえ、気遣いU君、ちょっとコーヒーを取ってくれる?』
と頼む。

『はい、いいですよ』
すくっと、席を立ち、

台所で腕を上げると、
特にどうということもなく、

コーヒー豆の袋に手が届く。
便利だわね。

『背が高いって、いいわね』
思わず口から出た。

ご主人が背の高い方ばかりではないけれど、
家の中では、

高いところの仕事は男の人、
というお家も多いかも。

そう言えば、昔、冬に釧路の実家に帰ると、
義父が、私たちの靴を居間に作った吊棚に上げた。

見かけ的には、あら…だけれど、
高い棚の上で、濡れた靴は乾き温かくなって、

生活上はグッと!だった。
ただし、その棚は背の高い義父しか届かない位置にあり、

靴の上げ下げは義父の仕事だった。

さてさて、
会社なら社員がいっぱい居て、

『ねえ、お願い』も色々言えるけれど、
自宅は夫婦二人だ。

素敵な階段室の電球は、
夫に交換してもらうしかないわね。

背の高い夫と結婚したことを嬉しく思いつつ、
もうしばらくは、

由緒正しき白熱灯にしておこう。

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