本日、
新型除雪機のプレゼンをお聞きした。

ナナカマドの実は赤くなり、
銀杏の葉っぱも、気の早いものは黄色くなり始めた。

タンスの中はまだ夏物が、
私の季節よ〜と幅を効かせているが、

見るだけで肌寒い。

まだ、9月の半ばというのに、
すっかり、秋だ。

早く、タンスの中身も交換せねば。
だが、

それよりも、会社の除雪機だ。
うちの会社の除雪機は買ってから20年はたつ。

昔、モゴモゴN社長がまだ若かった頃、
彼は雪かき隊長だった。

でも、会社の道路兼駐車場は、
手で雪かきが出来る広さではなく、

亡き父は、
『ヤマハの除雪機を買おう！』

と張り込んだ。
平成3年だ。247000円だった。

その後、デフレになったが、
なぜか、除雪機の値段は上がり続け、

今、
その値段では同レベルのものは買えない。

『ええ？！50万以上もするの！』
財務大臣のむつみさんは、やや、いや、多いに渋ったが、

『お前は雪かきをしないだろう！』
の、モゴモゴN社長の一言に、

反論できず、
『そうだわね。……………』

それに、
一昨年の修理代は8万円、昨年は5万円、

買い替え時、というより、
よくぞ頑張った！20年…か。

で、
ぼそりと税理士のT先生に漏らしたら、

『私の知人が安くて性能が良い除雪機を開発しました』
と、ご紹介下さったのだ。

中小企業が開発した除雪機？

いらしたのは、
偶然にも経営者の勉強会で御一緒した事のあるY社長だった。

出迎えたのは、
昔の雪かき隊長モゴモゴN社長と、

今の雪かき隊長ラガーマンM君。
『どのくらい雪は飛びますか?』

『11馬力です、15メーター飛びます。』
正直にY社長は話す。

さて、今使っている除雪機は何馬力か、
何せ、20年前だから…

車庫に見にいくと、8馬力と書いてあった。
一緒に見たY社長は、

『綺麗に使われていますね。まだまだいけそうだ』
と、商売っ気に欠けるが、修理代の話をすると、

『そろそろですね』
最も、今の雪かき隊長ラガーマンM君は、

『使えるうちは二台を使います！』
すでに、雪かき意欲満々である。

値段は、20万円代だった。
『もうすぐ、入荷しますので実物をご覧になってお決めください』

早々に、見せて頂くことにした。
北海道の雪はあっという間だ。

今年の秋は例年になく寒いような気がする。

現場でも活躍してくれた青い除雪機は、
もうすぐ定年を迎え、

黄色い新入除雪機が仲間入りしそうだ。