日刊せみなりーBLOG

奈良の朝は

更新日:2014/09/20

昨日から奈良に来ている。
中小企業の女性経営者たちの勉強会に参加のためだ。

奈良の歴史の中で、
その歴史に溶け込んで、頑張っておられる奈良の女性たちに、

まず、驚かされた。
その柔らかさと強さに、『私は苦労が足りないな』

と素直に反省。そして、今朝、
折角奈良に来たのに、どこも見ずに帰るのは勿体無いと、

六時前から散歩に出た、
泊まっているのはJR奈良駅前のホテル、

さて、どこを歩こう、
観光をする予定ではなかったから、

手許にあるのは、
ホテルで貰った地図だけだ。

まあ、いいか、
ここを曲がってみようか。

大きな石畳みの通りだった。
両脇には商店が並ぶ。

商売柄、
『ここは歩道の拡幅をしながら、

街を作り変えているのだな』
とわかる。

それにしても、上手なまちづくりだ。
古いものと新しいものが混在し、

おまけに、居酒屋の看板が並ぶのに、
なぜか、雰囲気が壊れない。

凄いな…と感動しつつ、
目はキョロキョロだ。

その道は、春日大社の方に向かっていた。
いい感じ…

暫くすると、
【三条通帰宅前ちょっと飲み通り】の看板が見えた。

帯広の元祖屋台村を思い起こさせる感じだ。
夜だったら、絶対行く!のに。

商店の中に、
時折古い住宅がそのままあるのも奈良らしい。

落ち着くのに、
なぜか心が踊る三条通を歩いていたら、

猿沢池まで来てしまった。
もう帰らないと…

帰りは別の道を歩こう、
細い細い小路を抜ける。

まあ!古い民家がBARになっているわ!
素敵だ!

重ね重ね、夜でないことが悔やまれる。
いいなあ〜

奈良は、数度来ているけれど、
この辺りをゆっくり歩くのは初めてだ。

すっかり、ぞっこんになった。
道はどんどん細くなる。

その住宅街なのか、
素敵な飲み屋さん点在街なのか、

よくわからない小径の中に、
突然、小さな赤い鳥居が出現した。

祠と言うより、神社だ。
まずは、パンパン柏手をしなければ…

お賽銭を入れて、
二礼二柏手一礼…

横の立て札には、
八王子四之室神社とあった。

商売繁盛、息災延命、子孫繁栄にご利益があるらしい。

まあ!良かった!
良い神様に出会えたものだと、

気分はより爽快だ!

さて、ホテルに帰ろうか、
下見は出来た。

後はおなかまのYさんと、
午前中で歩けるところを決めましょう。

朝の散歩は一時間だった。
奈良の新鮮な空気と、

古い街並みは、

昨日御一緒した奈良の女性のみなさんのように、
優しくて、気取らず、温かだった。

今度は、ゆっくり歩きに来よう。
何だか、昨日の朝より元気になったようだ。

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