日刊せみなりーBLOG

奈良から帰って…

更新日:2014/09/21

一昨日、奈良での会合でのこと、
女性ばかりのその会合で、

私のお隣は、
看護師さんから介護事業所の経営者になられた方だった。

自己紹介の前から、
私は同世代と思われるその方に同じ匂いを感じていた。

会議が始まる前、
私の右腕の動きを見ていたその方は、

『肩が痛いのですか?』と私に聞いた。
『はい、50肩ですね。』

私が笑って答えると、
その方も、『いくつになっても、50肩』

と、笑って言った。
私も笑いながら、(?もしかして、私は60代に見えるのか)

心中穏やかでなかった。
私は只今59歳と半年プラス二週間だ。

60歳と言えば言える年だけれど、
いつまでも若く見えて欲しいのは、

微かに残った女心か。

もっとも、
59歳は人生これからの年齢だと思っているので、

今年最後の会社ガレージ焼肉会でも、
『私、まだ、59歳だからさあ』

と言ったら、

ビベロYちゃんにすかさず、
『59歳ですかあ』と言われたが。

25歳のビベロYちゃんから見たら、
59歳は雲の上の年齢だものね。

年齢って不思議だ。
自分がその年になると、

自分が思っていたより遥かに若く感じる。
少々、脳の回転記憶力は落ち、

がああああん!の事も多いけれど、
やってみよう!の気構えだけは、

強くなる気がする。

私の生き方や考え方に大きな影響を与えてくれた叔母、
中川絃穂は、当時の北海道庁土木部で、課長補佐クラスにまでなった人だが、

57歳で早期退職し、
大学教授や企業の社長さん達と、

中国との新たな交流を始めた。
40年間公共の場で培った力を元にして。

57歳からの船出である。

私は、
やっぱり叔母の生き方に影響を受けているらしい。

奈良の街の再生力に、
心のエネルギーに火がついた。

これからの公共事業は、
地場の力を芯にして、

地場の経済を押し上げるものでなくちゃあね。

さてさて、
50肩は50代のうちに治して、

頑張ろうかしら。

歴史だけの街と思われた奈良が、
歴史と若い力が融合し新たな街になりつつあるのに、

わが身を重ねたのだろうか、
奈良から帰って、

わくわく感は今日も続いている。

記事一覧