日刊せみなりーBLOG
トイレで思う…
更新日:2014/09/22
うちの会社の女性用トイレには、
たかたのりこさんのカレンダーが貼ってある。
毎年銀行から頂く。
可愛い女の子と男の子が、
四季に合わせて描かれている。
1月から3月は、雪がテーマ。
4月から6月は、花がテーマ。
7月から9月は深緑がテーマ。
そして、
10月から12月は、もみじがテーマだ。
トイレに入る度、
真っ正面のカレンダーを眺めるが、
年の始めは、左上、雪がテーマの絵を見つめ、
『もう少しで、春になる。今年度も後少し』
と、
年度終わりをどうむかえられるか、
ドキドキしながら、
眺めていた。
四月に入ると、右上、花がテーマのピンクの桜を、
『今年度はどんな事が起きるのかしら』
と、
やっぱりドキドキして眺めていた。
一日に何度も使うトイレなのに、
飽きずに何度もカレンダーを眺め、
変わらぬ季節の確認をする。
ピンクの三ヶ月を見ているうちは、
時間はたくさんあるように感じたのに、
視線は、
左下の新緑に移り、
暑い暑いと言っているうちに、
涼しい涼しい9月になった。
え?あと、8日で10月なの?
視線は、
もみじをテーマにした右下に。
なんと、
あと、三ヶ月で今年は終わる。
今年の10月、11月、12月は、
寒そうだ。
たかたさんの絵には、
もみじのオレンジとぶどうの紫が描かれているけれど、
その上に白い雪がつもりそう。
毎日毎日見ているカレンダー、
突然、9月になったわけではないのに、
何だか、びっくりした。
後、三ヶ月で来年のカレンダーに変わる。
来年もたかたさんのカレンダーをトイレに貼ろう。
温かくて、優しい絵は、
私の焦る気持ちを、
ちょっと、待って…
と、穏やかにしてくれる。
なんて、
トイレで考えている私だ。