日刊せみなりーBLOG
北見の日の出…
更新日:2014/09/24
北見で朝を迎えた。
当たり前に札幌より東にあるので、
日の出は早い。
折角なので、一人散歩で日の出を見に行った。
と言っても、街中だ。
多分、東はこっちよね、みたいなアバウトさで、
歩く。
高いところに行かないと、
ビルの影になって日の出は見えないんじゃないかしら?
と思いつつ、
少しでも高いところを目指して歩いていたら、
ビルの間から、
オレンジ色の太陽がゆっくり昇ってくるところだった。
太陽をじっと見つめられるほど、
オレンジ色は静かだった。
東にくれば来るほど、
日の出の太陽は静かに燃えるのかしら?
北見に来るのは何回目だろう。
初めて仕事で北見に来たのは今から15年くらい前だと思う。
建物の調査は予定通り進んだけれど、
木の調査が終わらなかった。
時期は多分もう少し秋だったと思う。
東の夕暮れは早い。
陽はドンドン傾くのに、
『まだ、すんげえ残っているぞ!』
今と少し調査の仕方は違い、
荷札にナンバーテープを貼り木にくくりつけながら調査をする。
五人で荷札を作成し、
そのあと、一人が書き手、
一人が木に荷札をつけながら樹種を言い、
三人が測り手、『高さ◯◯』『幹周◯◯』『枝張◯◯』
凄いスピードだった。
この現場の担当者であったカッコマンH君は書き手だ。
確か、
二千本くらいの本数だったけれど、
街灯の明るさを頼りに調査は終了した。
カッコマンH君の書いた野帳は見事な綺麗さだった。
あれから何度か現場で北見に来るが、
なぜか、いつも秋、
釣瓶落としと秋の空、
外部の仕事は時間との競争だ。
北見の静かな日の出を見ていたら、
あの時の、必死の調査を思い出した。
カッコマンH君もラガーマンM君も20代半ば、
私もモゴモゴN社長も、
40代だった。
さあ、今年も釣瓶落としが始まるぞ、
今、カッコマンH君もラガーマンM君も40歳、
そして、20代の若者たちが後に続いている。
力はあの時の倍増だ。
頑張るかあ!
静かな日の出に力を貰った気分、
明日も、見られたらいいなあ、北見の日の出を。