日刊せみなりーBLOG
土曜日は…
更新日:2014/09/27
本日は、
美国の現場組と社内作業組に分かれてお仕事。
私は社内組みになった。
することは平日と一緒なのに、
何と無く気が楽なのはなぜかしら?
パチパチとパソコンを叩いた後は、
『今日のお昼は豚汁を作るね!』
で買い出しだ。
多分、一番豚汁を喜んでくれるであろうスノーマンK君は、
美国組、帰ってきたらきっと食べてくれるわ。
と思って、彼の好物のトウキビも買った。
ご両親が亡くなって一人暮らしのスノーマンK君に、
ついつい、姉の気持ちになる私。
社内は電話がならないので、
時間が集中して流れる感じ…
時々、
『これはどうしますか?』
の声が聞こえるくらいだ。
夕方、美国組のモゴモゴN社長から電話が入った。
『蜂に刺された、どうしたらいい?』
『針が刺さったままなら取って、毒を吸い出して』
『針は刺さっていない。強力ムヒは塗った』
『元気そうだから大丈夫だよ。そのムヒには強い薬が入っているから。』
どうも、モゴモゴN社長は、
蜂に刺されたら全ての人が重症になると誤解している様子だ。
『違うのか?元気だ。大丈夫なのか…』
安心したのか電話は切れた。
モゴモゴN社長の電話で社内が和む。
『俺も何回も刺されているけど、痛いんすよ』
ホンワカH君が言った。
私は完全防備で木の調査に臨むから、
未だ蜂に刺された事はないが…
『モゴモゴN社長、今年は災難ですね。
ダニに食われて、漆に負けて、そして蜂ですか』
まっこと、そうなり、
かわいそう…
気がつくと、窓の外は暗くなってきた。
『終わったかな現場…』
ホンワカH君が、心配そうに言った。
『電話、してみたら?』
『いやあ、時間との勝負で忙しい時に電話をしたら、
申し訳ないから』
優しいなあ。
土曜日の静かな残業は着実に前進し、
パソコンの音と、
ホンワカH君の独り言が、
社内に響いている。
『今日はみんな何時まで頑張るの?』
『遅くまでです〜』
それでは夜食を買ってくるわよ。
そろそろ美国組も、帰途に着くに違いない。
帰ってきたら冷えた体を豚汁で温めてもらおう。
日暮れが早くなった。
現場も残業も、夜食も秋模様だ。