日刊せみなりーBLOG
三つ子の魂百まで?!
更新日:2014/10/09
3月から一病息災になったので、
早起きになった。
なぜなら、禁酒をしたからだ。
病気は、思いもよらぬ良いことをいっぱい連れて来てくれたが、
その一番が禁酒と早起きだろう。
朝日ってこんなに素敵なのね!
と感動し、一人で浸っていたが、
ある日、おじいちゃんは毎朝太陽に柏手を打っていたわ!
と思い出し真似る事にした。
父方の祖父は樺太で神主をしていたが、
引き上げ後は頼まれ神主になっていた。
父も終戦までは神主を引き継ぐ予定だったので、
祝詞はあげられる。
よその神主さんに比べてもそこそこ上手だったと思う。
だから、
我が実家には仏壇がなくて神棚だけだった。
普通の御宅では、
『仏壇からお下がりをおろしておいで』
と言われて、
チン!とお菓子をおろしてくるだろうが、
我が実家は、
『神棚からおろしておいで』
と言われて、
パンパン!と柏手をたたき、
お菓子を貰った。
神棚は重々しくないので、
よそのお家の仏壇を見ると、
小さい時は怖かった思い出がある。
社屋を建てた時、当たり前に神棚を作った。
父が社長の時は、
年初めには社員一同神棚の前に集まり、
父が祝詞をあげていた。
社員からの抵抗は何もなかったから、
日本人と神棚は日常なのかも知れないと思った。
今は、
モゴモゴN社長の上に神棚は鎮座し、
当社を見守ってくれている。
本当はいつもパンパン!をしなければ、
ご利益がないのだろうが、
習慣化していないので忘れてしう。
一病息災から始まった朝日にパンパン!で許してね。
というところかな。
若い頃は、神棚に何の意味も感じず、
パンパン!も心がこもらなかったのに、
三つ子の魂百までなのか、
はたまた、単に年なのか、
朝日に向かってパンパン!柏手が、
妙に落ち着く今日この頃だ。