日刊せみなりーBLOG

私は好きだけれど…

更新日:2014/10/13

この三連休、
うちの会社の技術者は飛び石休みだ。

営業管理部門は休めたけれど、
『どうしても、12日の調査をご希望です』

と言うお客様がおられ、
『なら、内業組も12日に出てこよう』

となったのだ。
小さな会社の良さでもあり、

うちの会社の特徴でもある(一緒に!)
がここでも登場。

ちなみに、
モゴモゴN社長は現場組で、

私は、内業組だった。
社内には、ホンワカH君、カッコマンH君、

スノーマンK君に、
一級建築士意外にロマンチストのTさんと、私。

静かに静かに仕事が進み、
目標はクリアか…なんて思っていると、

急にホンワカH君の独り言が事務室に響く。
とても独り言とは思えない声の大きさだ。

報告書を書いていた私は、
ちょこっと、ムッとしたけれど、

いけないわ、彼は真剣なんだから…
と思い直した。

人間、余裕が大事だわ。
ここで一言ホンワカH君に声をかけられたらいいのに…

と思ったけれど、
目標時間を設定したせいか、

その一言がでなかった。

夕方、ホンワカH君は、大きな声で、
『現場組、うまく終わったかな?』

と言った。
その声は、仲間を心配する声だった。

技術者みんなで相談し、
現場の仕事を担当する人、

内業を担当する人に分け、
それぞれが自分の仕事を一生懸命やって、

出来れば、13日は休みたいね。
と決めた。

だから、
内業組になったホンワカH君も頑張っているのだが、

どうしても現場が気になるようだ。
『さっき電話が来たけれど、終わらないかもしれないって言っていたわよ。』

『そっかあ』
ホンワカH君は心配そうだった。

建物の調査は入って見ないとわからない。
面積と見た感じで、厳しいかもと思っていたけれど、

当たっていたのかしら。
私も少し気になった。

夕方遅く、現場組が帰って来た。
やはり厳しい建物だったらしい。

内業組も会話に加わり、
調査をした建物の話になった。

社内は急に元気になった。

さっきまで、
どことなしに寂しそうだったホンワカH君も、明るい笑い声をあげていた。

うちの会社は寂しがりやが多いけれど、
多分、一番の寂しがりやは、

ホンワカH君だね。

三連休の真ん中に現場が入ったのならば、
内業組も真ん中で仕事をしようなんて、

普通はあんまり思わない。
誰だって、連休の方がいいんだもん。

それをあえてやってしまう【うちの会社の仲間たち】を、
私は好きだ。

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