日刊せみなりーBLOG
働くって何?…
更新日:2014/10/16
『どんなお仕事をされているのですか』
このフレーズ、私が看護婦時代に好きだったものだ。
私が15年近く働いた病院は、
【疾病を生活と労働の場で捉える】事を基本においていたので、
入院時の聞き取りでのお仕事調査は大切だった。
でも、私は単純に、
『わ!そんな仕事もあるのね!』
と、ワクワクして聞くことが多かった。
多分それは、昔昔、思春期に、
叔母から聞いた言葉の影響が強かったのだと思う。
当社の特別顧問である中川絃穂は私の叔母だが、
中川の話はいつも説得力があり面白く、
思春期にはいると、私はよく叔母に質問をした。
その中に、『働くって何?』みたいなことがあったのだろう。
叔母は、
『人間が人間らしくなることだよ。』
と言った。
『猿と人間の一番の違いは、労働をするかどうか、
そして、その労働で人間の脳は発達してきたんだよ』
みたいなことを言われたと思う。
私は、ふうん…そうなんだ。
その時は、その程度の理解だったけれど、
叔母の口から労働の尊さはよく話され、
『だから、労働者とい言葉に誇りを持ちなさい。
どんな労働も、差別なく尊いの。』
三つ子の魂百までで、私にとって、
すべての労働は尊いのだ!は、
私の労働の概念になった。
だから、=労働着は尊い。
ので、白衣にも誇りを持ったけれど、
今の作業服にも誇りを持っている。
『私、働いているのよ、見て!』というところか。
先日、
市のゴミ収集車に乗って働いている方にお会いした時も、
その爽やかさ、元気さに心が嬉しくなった。
一生懸命に働いている人は、
いつも素晴らしいのだ。
そして、叔母のもう一つの言葉を思い出した。
『社会はね、人間が労働することで、
初めて成り立っているんだよ』
缶コーヒーの宣伝に、
【世界は、誰かの仕事で出来ている】
というのがあったけれど、
叔母のいう通りだ。
頑張って毎日働くうちの仲間たち、
その一生懸命さは、どこにも負けないと私は思う!
そして、叔母はこうとも言っていた。
『一生懸命に働いている人は、明るくなるものなのよ。』
そうかあ、
うちの会社に笑い声が絶えないのは、
みんなが一生懸命だからだ!
と悟り、納得したが、
只今少々かなり残業疲れが溜まっているので、
本日は、美味しいものを買ってきてねぎらおうと、
みんなの笑顔を思い出しながら、
思った次第。
世界は誰かの仕事で出来ている…