日刊せみなりーBLOG
初デイト…
更新日:2014/10/22
本日は、
気遣いU君の運転で石狩市まで行った。
石狩市はお隣なのに、
公共交通機関で行こうとするとめっちゃ遠い。
おまけに今日は、
石狩市の中でも、【港】と言われる場所、
バスを乗り継いで行くにはきつかったので、
『気遣いU君、連れて行って〜』となったのだ。
気遣いU君は、
三月から社員になったから、
二人ドライブは初めてだ。
行きもちょぼちょぼおしゃべりし、
『今月から、灯油代支給があるからお母さんに渡してね。
灯油は高いのよ』とか、
おばさん的余計なお世話の会話をしたが、
仕事が終わった帰りの会話は少々格調が上がった。
『補償の大事なところはね、
その土地で生きてきた方々の言葉に耳を傾けることなの。』
など、
私が先輩たちから学んだことが口から出る。
そして、『それにしても、この間通った所が、
定山渓の昔の国道だったとは知らなかったね。』
話は、お客様から聞いた話題に変わった。
『本当ですね。』
気遣いU君は、30歳だ。
私が知らない旧国道の話を知っているわけがない。
『細かったですよね。あの道は。』
そう、細かったのだ。旧国道は。
多分、私も子供の頃、通った事があるはずだ。
全く記憶はないけれど。
中山峠が旧峠で、死の峠と言われていた頃だろう。
いつの間にか、
記憶の中から消えていた。
補償の話や定山渓の昔の話やらしているうちに、
車内は活気付き、
むつみさんの口は絶好調に動き出した。
時には、気遣いU君と目を合わせてゲラゲラ笑い、
あのさあ、このさあと私の口は止まらない。
気遣いU君は、中々の聞き上手だ。
会社近くなって気遣いU君が言った。
『むつみさんがこんなに話してくれて、何だか嬉しいです。』
え?そうお、ありがとう。
で、気が付いた。
私は、現場に一緒に行く時は、
車内でぺちゃくちゃおしゃべりし、
ゲラゲラ笑いながらが普通だけれど、
近頃は現場も行かなくなったし、
たまに行っても、
あんまりしゃべるむつみさんではなかったような気がする。
三月に入社した気遣いU君には、
私はどんな人に映っていたのかしら。
たまには、
社員と二人ドライブもいいものだ。
気遣いU君との距離がぐっと縮まった気がした。