日刊せみなりーBLOG

女性に生まれて…

更新日:2014/11/06

先日、
とある経営者の勉強会で素敵な女性経営者の方にお会いした。

三人のお子さんを育てながら、
バリバリと事業を拡大されている彼女は、

『自分が男性だったら、もっと出来るのに』
と、仰っていた。

私はその言葉を聞きながら、
若い時、私も同じ気持ちだったことを思い出していた。

それがいつからか、考えなくなっていた。
女性なのだから、

その特性を生かした仕事の仕方をしようと
思うようになった。

とは言っても、調査に行くと、
『いやあ、奥さん、女性なのにこんな大変な外仕事をするのかい?』

と言われることも多い。
木の調査だから、当たり前に屋外だ。

建築士の男性陣は屋内の調査。
今の時期なんか、男性がストーブのある部屋で、

私が木枯らし吹く庭で調査をする事になる。
まあ、役割分担がそうなのだから仕方が無い。

でも、一応、『本当ですよね!』
と、男性はひどい!とアピールもしておく。

大体のみなさんは笑いながら、
調査に協力をしてくださる。

また、積極的に女性で良かったと思う時は、
調査前のご挨拶の時だ。

おまけに、若くない。
これが、いいのだ。

『今日は、
この度調査をさせて頂く補償セミナリーの中野と言います。』

玄関に立つ私を見て、
お客様が女性の時は特に、

安心をされるのが見て取れる。
『調査もあなたが来るの?』『いいえ、』『そうよね』

『でも、女性の建築士も居ます』
そういうと、女性のお客様のほとんどは、

『私、女性の方がいいわ』
と仰るが、ビベロYちゃんが一人だけなので、

時々困る。

お客様がご夫婦の場合、
ご主人様の方が最初は不安そうだが、

話し始めると、
奥様も交えて会話が進むので、

ご夫婦の調査への理解度が同じになり、
後々助かることが多い。

だから、
ここ数年、挨拶役を買って出ることも増えた。

本日もこれからお出かけをする。
名刺を持ち、書類をカバンに詰めてよっこらしょ。

車の免許を持たないことが玉に瑕だが、
足が鍛えられてこれまたよし!

ふと、
ああ、子どもに手がかからなくなってから、

女性であることが良いと思えるようになったと、
気がついた。

子育てが人生経験を増やしてくれて、
仕事をする時、

助かっていることがいっぱいある。
急がば回れということか。

今はもう独身と同じだ。
夫兼経営のパートナーのモゴモゴN社長はいるけれど、

色々お互い様で生きている。

さあ、もうすぐお客様のところにつく。
今回は、どんな方かしら。

『今日は、補償セミナリーの中野です!』

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