日刊せみなりーBLOG
久しぶりの…
更新日:2014/11/21
昔の話をするようになると、
老化が進んだということらしいが、
歴史を振り返り、
歴史から学ぶと考えると昔の話も重要だ。
例えば、
心はなぜか昨日に引き続き余市なので、
果樹園の調査について。
もう、20年も昔の話、私が初めて果樹の調査を始めた頃だった。
今も昔もさくらんぼは高級品だけど、
【南陽】の出始めに、さくらんぼ農園におじゃました。
『あんたらの口にはちょっと入らない値段だな』
と言われた巨大なさくらんぼ南陽は、
粒の直径が2センチ近くもあり、
『三越におろしているんだ』
と言われ、ビクビクして調査をした。
葡萄の栽培も手間がかかるようで、
農家のみなさんは家族総出で、剪定をしていた。
ラ・フランスと言う洋ナシを知ったのも、
この仕事に入ってからだった。
食べてものすごく美味しいという梨ではないが、
お菓子に入るとめちゃくちゃ美味しい。
この梨も高かったなあ。
りんごはやっぱりフジ系が高いけれど、
たまに生っている紅玉は、
アップルパイに入れると美味しいが、
栽培量は少なかった。
でも、仁木町には、
その紅玉を使ったアップルパイを販売していた農家があったけれど、
今もあるのかしら。
いつの頃からか、
ワイン用の葡萄が栽培され始め、
葡萄棚は上から、列になった。
機械でも収穫し易くするためだ。
葡萄棚の調査は腰をかがめないとできないから、
ワイン用の葡萄棚の調査はやり易かった。
そうそう、
農家さんでアスパラを栽培されているところもあり、
『持って帰んなさい』と採りたてをくださった時は、
めちゃくちゃ嬉しかったなあ。
何だか美味しい話ばかりが思い出され、
全然歴史を学ぶにならないわ。
とウキウキしていたら、
ラガーマンM君が、『むつみさん、担当者になってくれますか?』
と言ってきた。
『あら、そうね。頑張るわ』
担当者は若者に任せていたが、
昨日落札した余市の現場の担当者に指名された。
(ちょこっと復活してみますか)と、即答だった。
20年近く昔、通い続けていた余市の果樹園に
再び行けるのも何かの縁、
何を栽培されている果樹園かしらと、
胸は高鳴る。
仕事は、現場に始まり現場で終わる。
すでに果物は成り終っているけれど、
北海道を代表する果樹農園地帯の余市、
雪が本格化する前に出かけよう。