日刊せみなりーBLOG

うちの師走は…

更新日:2014/12/04

『現場、何時まで出来ているの?』
ラガーマンM君が現場から帰ってきたビベロYちゃんに聞いた。

仕事の割り振りの関係で、
先月末からラガーマンM君は内業組だ。

現場の進捗が気にかかるところ。
『4時が限界ですね。』

ビベロYちゃんがため息交じりに答えた。

うちの調査は住宅ばかりではない。
倉庫もあれば、納屋もある。

もちろん、すべてに外部調査があるから、
釣瓶落としの今の時期は、

現場で頑張れる時間は少ない。
『仕方ないね。』

そう、仕方ないのだ。
自然の法則だから…

みんなは、現場から帰ってホッとした顔をしていた。

『今日も残業、頑張るんでしょ。
夜食どうする?』

私が聞くと、
ビベロYちゃんとスノーマンK君が顔を見合わせた。

『昼に食べすぎたから。』
え?何を食べたの?

『あかじ丼です。』
『何それ?あかじって、どう書くの?』

ビベロYちゃんは、
スマホの写メを私に見せた。

そこには、
大きなエビの天ぷらが五本も乗った天丼が写っていた。

わ?赤字丼だ!そういうことか?

『みんな、食べたの?』
『はい、でも、モゴモゴN社長は、二本を俺とかにくれた。

それだったら、三本乗せにすれば良かったのに』
スノーマンK君が笑って言った。

『胸焼けがして…』
ビベロYちゃんが言ったけれど、

確かに写真を見るだけで胸焼けがする。
何でも、長沼方面に行くと看板がいっぱいあって、

一度食べて見たかったんだそうだ。
やれやれ、うちのメンバーらしい好奇心だ。

最も、
そんな楽しみが現場の楽しみでもあるけれど…

『よし、それでは今晩の夜食はりんごにします!
りんごで消化を助けて、胃もたれを治そう!』

私は余市の現場で頂いたりんごを剥いた。
『ありがとうございます〜』

気乗りのしないみんなの声が聞こえた。

いやいや、体が疲れているのに、
赤字丼なんか食べて、

余計に冷えるわ。
今日は我慢よ!と、私は一足先に帰ってきたけれど、

みんなはどうしたかしら。

雪が積もらないのに助けられて、
忘年会まで現場が続きそうだ。

記事一覧