日刊せみなりーBLOG

大昔の引き出しがあいた…かな。

更新日:2014/12/10

『ニチイまでいってきますう』
と言ってから気がついた。

ニチイではない、えーと、何だっけ?
そうだ、イオン…だった。

ニチイ、いやイオンの中には銀行が入っており、
そのスーパーが川沿にできた時から通っているが、

ニチイからポスフール、逆だったかしら?
と、名前が変わって行くのに、

脳みそが時々追いつかず、
口から出る店名は、

昔昔の名前だ。
社員は、むつみさんのトンチンカンには慣れたものだから、

何も言わないが、
たまにしか会わない三女は、

『いつの話?』とマジに不安気だった。

人間の脳みそは、
生まれてからの事をずっと記憶しているが、

特別に衝撃的なことや反復したこと以外、
記憶の引き出しの奥深くにしまっているらしい。

それが、何かの拍子にぴょんと飛び出すのが老化だが、
大昔、祖母が同じような間違いをよくしていたのを、

私は笑っていたが、
いつかくる道、通る道…

になったらしい。
やれやれ………。

老化ではないけれど、
亡くなった父が初めて軽い脳梗塞になり脳外科に入院した時の話だ。

その時の同室の方は、
脳梗塞で言葉を失ったが、なぜか、英語だけ話せていたらしい。

どうして、
父がそのことに気がついたのかは忘れたが、

『お医者さんに、
お向かいさんは英語は話せるみたいだと教えたら、

流石にお医者さんだね、ペラペラと英語で話しかけたら、
そのお向かいさんは英語で答えて、お医者さんもびっくりしていた』

と父が興奮して話していたのを思い出す。

私も、
どうせならニチイやポスフールではなくて、

まともな英語でも出てくれば良いものを、
と情けない。

そう言えば、
その今はイオンになっているスーパーに入っている銀行は、

北洋銀行、昔はたくぎんだった。
これまた、時々、『たくぎん』と言ってしまう。

これは、ものすごく無意識な時にある。
たくぎんが北洋に変わったのは、

何時だったか忘れるほど前だけれど、
明らかに、記憶の引き出しの前列に移動しているようだ。

多分、大好きだった知り合いのおじさまが、
たくぎんに務めており、

より身近に感じたためかもしれない。

人により、
言葉や記憶の引き出しの開け間違いのあり様は違うようだが、

私は明らかに、父方の祖母に似ているようだ。
これも、ご先祖様の血の成せる技。

気を付けつつ、
時々、引き出しの整理なぞしようかな…

と、前向きにおもっているわたしだ。

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