日刊せみなりーBLOG

投票日…

更新日:2014/12/14

今日は投票日だ。
『選挙を終わらせてから現場に行く。

お義母さんはどうする?』
朝、夫が言った。

忙しさのピークが今になり、
社員は、現場と残業が続き、

夫ことモゴモゴN社長は、
それに加えて挨拶回りと忙しい。

『電話して聞いてみるわ』
私の母は、会社の隣にある実家で一人暮らしをしているが、

90歳近いため、
冬道は心配だった。

電話をすると、
『あら、投票場まで連れて行ってくれるの?

助かるわ。』
と元気いっぱいだ。

戦争も経験し、女性が参政権を持てた時も知っている母は、
選挙は必ず行っている。

実家と我が家はすぐそばだが、
1条違いで投票場が変わる。

『まずは藻岩小学校に行ってお義母さんに投票して貰い、
それから、藻岩山北小学校で俺たちが投票しよう』

投票場の梯子だ。

藻岩小学校は、投票にきた人で混んでいた。
この付近は実家を建てた時には、

すでに住宅地の造成ピークだったためか、
投票をされている方達の年齢層は、母に近いようだった。

車椅子で見えていた方もおられた。
出口で待っているとしばらくして母が戻って来た。

足元が滑って…と母が言った。

次は、藻岩北小学校だ。
こちらは少しだけ年齢層が若い。

一戸建て住宅が多い地域だから、
住宅地の造成した年代が、

もろ、投票場に見える方々の年齢層に現れる。
うーん…と、少し考えさせられつつ、

投票は終了した。
再び母を自宅に届けたが、

選挙が終わり、母はホッとしたようだった。

投票所で見かけた、
多くの高齢の方々の力によって今の日本はあるが、

その方達は、投票に行くことを、
国民の義務と権利として身につけているのだなあ、

と改めて、感じた。
投票が終わり、出社すると社員たちが仕事をしていた。

『選挙、まだ行っていないんだ。』
『8時までだから、間に合うように帰ってよ』

ラガーマンM君とホンワカH君が話していた。

とにかく、選挙には行ってよね。
と言いつつ、

雪道を、
投票場に向かっていた高齢の方々を思い出していた。

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