ブログのネタは、
毎年同じものが使われやすい。

例えば、牡蠣…
去年の今頃も書いた。

モゴモゴN社長が買ってきた膨大な量の牡蠣の話を。

『おい、会社に牡蠣を買ってきたぞ。
みんな、忙しくて調理をできないらしいから、

明日、食べさせてくれ』
昨夜、網走方面の出張から帰ってきた夫ことモゴモゴN社長が言った。

私は、その牡蠣を見ていなかった。

今朝、
会社に行くと玄関に大きなビニールの袋が置いてあった。

ぬぬぬぬぬ…もしかして、牡蠣？
感は当たっていた。

30リットルはありそうだった。

『昨日、残業後少し食べたんですけれど…』
ビベロYちゃんが言った。

昨年の牡蠣にまつわる話は、
お土産は、余すほど買う方か、

ちょっと足りないくらいに買う方か…
だったような気がするが、

私はちょっと足りないくらい派、
モゴモゴN社長は余すほど派である。

それにしても、
昨年は、ちょうどみんなですき焼きパーティーをしていた時だから、

家へのお土産を含めて、
『よく、なくなったね！』だったけれど、

今年は、社員半分は現場に行き、
半分は残業組である。

当のモゴモゴN社長も、
今日は新冠に現場組を追いかけて行った。

どうする？この牡蠣………

で、私の牡蠣との格闘は始まった。
中華鍋に少し水を入れ、蓋をして蒸す。

牡蠣が口を開けたらスプーンで取る。
昼は二回繰り返し、

味見後スープに入れた。
みんなも牡蠣は好きだけれど、

お酒も飲めないのに、
そんなには食べられない。

少々飽きたようなので、
お夜食は牛丼にした。

さてさて、まだ、たっぷりあるぞ、
如何にせん…

そうだ！明日の夜は牡蠣スープスパゲティにしよう！

蒸しては剥き、蒸しては剥き…
山ほどあった牡蠣は、

カレー皿に山ほどに縮まった。
殻が入らないように気をつけて、

キャベツをオリーブオイルで炒め、
牡蠣を足して、白ワインをじゃーと入れる。

塩コショウをぱっぱと入れて、
あ！入れすぎた！ちょっと塩っぱいけれど、まあいいか。

お鍋に、明日のスープスパの具が出来た。
やれやれ、変な会社…と思いつつ、

大量の牡蠣の殻を片付けたけれど、
モゴモゴN社長に頼みたい。

来年は、
一人大きな牡蠣を二三個でいいからね！

社員に食べさせたくて、
大小合わせて30キロ！近くの牡蠣を買ってきたモゴモゴN社長、

愛はきっと、社員に伝わったと思うから、
来年は、ちょっと足りないくらいに買ってきて。

と思いつつ、
大量の牡蠣剥きを終えた我が手を見たら、

なぜか、手はツルツルになっていた。
牡蠣は手にも良さそうだった。やれやれ…